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感染拡大の予兆をとらえる県独自のシグナルに基づき、県民の皆様へ呼びかけを行いました

2021.07.20

新型コロナの新規感染者数が16日に20人、17日に33人と、感染拡大の予兆をとらえる県独自のシグナル「2日連続で17人以上」となったことから、19日、臨時の会見を開いて県民の皆様に呼びかけを行いました。
モニタリング指標をみると、直近1週間の10万人あたりの新規感染者数は7.0人となっているものの、病床占有率は7月19日時点で17.7%、重症者用病床占有率は 6.0%と、注意レベルに至っていないので、現時点では直ちに強い措置を講じる状況ではありませんが、シグナルの数値に達し、これまでの経験から感染者増加の可能性が高いと考えられることから、気を緩めずしっかりと取り組んでいく必要があります。

(感染の傾向)
6月下旬以降、若い方の感染が増加しており、18日までの1週間では、新規感染者の53.7%が30代以下の方となっています。一方で、60代以上の方の感染は減少し、9.1%(1ヶ月前は30%)となっており、ワクチン接種の効果も考えられます。
感染経路については、家族での感染が48.9%、友人間での感染が8.7%と身近なところでの感染が多く、職場での感染が16.3%、食事会での感染が8.7%となっています。
友人や同居していない複数の家族が集まり、飲食などを行い感染が広がった事例やさらにそこから家族へと広がった事例もあります。
県外の方や普段会わない人と会う際には、感染防止対策をしっかりと意識していても、近所に住む親族、よく会う友人など身近な人と会う際は、気が緩み感染防止対策がおろそかになってしまい、感染につながることも考えられます。
また、感染された方の症状をみると、7月1日以降に公表した事例において、無症状の方もふくめ49.8%の方が、軽い症状のみとなっています。
併せて、現在の感染傾向の大きな特徴として、外国籍と思われる方や外国につながりのある方の感染が多く、18日までの1週間で59.5%を占めています。

(外国籍と思われる方等の感染増加に対する取組)
三重県の人口における外国人住民の方の比率に比べ、外国籍と思われる方等の感染が多くなっていますが、これは、決して外国籍の方が感染しやすいということではありません。
言語の違いにより感染防止対策やワクチン接種の情報が十分に届かない、文化や生活習慣の違いに合わせた対策についての情報が得られにくいこと等から感染が広がっていると考えられ、県としても更なる情報発信の強化、ワクチン接種への支援、事業所への支援を行ってまいります。

≪情報発信の強化≫
これまで、基本的な感染防止対策について、外国人労働者を雇用する企業、地域のキーパーソンを通じた外国人コミュニティへの働きかけ、ホームページやSNS等により、多言語での情報発信を行ってまいりました。また各支援団体において、YouTubeやネットラジオの活用、外国籍の方が集まる場所等での啓発なども実施していただいています。
これらに加え、新たに次の取組を行います。
〇コミュニティに応じた具体的な感染拡大防止のポイントの周知、視聴しやすい 1分間の短い動画(スペイン語、ポルトガル語、英語、フィリピノ語、ベトナム語、タイ語の6言語で作成)による感染防止対策の発信を行います。
具体的なポイントの周知については21日から、動画は8月上旬の配信を予定しており、県Facebookで発信するとともに、関係団体等において拡散、シェアしてい ただくよう依頼します。
〇21日から実施する外国籍の方を雇用する企業向けのセミナー等において、外国籍の従業員の感染防止対策について事業所から周知いただくよう啓発を実施します。

≪ワクチン接種への支援≫
ワクチン接種については、これまで「みえ外国人コロナワクチン相談ダイアル」 により多言語での相談対応を行ってまいりました。今後、新たに次の取組を実施します。
〇「みえ外国人コロナワクチン相談ダイアル」を活用し、予約システムの入力支援や代行入力を実施します。
〇外国人労働者を雇用している企業、外国人が学ぶ日本語学校や技能実習生を支援する監理団体等に対して、接種に関する情報の周知、接種や接種後に副反応が発生した際の療養に伴う休暇取得への配慮等の働きかけを行います。

≪事業所支援≫
職場や寮などでの構造的な課題による感染やそこからコミュニティへの感染拡大もみられており、6月に、外国籍の方を雇用されており、希望のあった事業所 (274事業所)に対して、抗原定性検査キット(2,740人分)を配備していました。
新たな取組として未配備の事業所を対象に再度募集を開始します。
繰り返しますが、決して外国籍の方が感染を広げているというわけではありません。言語や生活習慣の違いに関わらず、三重県に住んでいる全ての人が、とるべき対策を理解して対策に取り組むとともに、ワクチン接種を希望する方が一人も取り残されず接種を受けられることが感染拡大の防止につながりますので、引き続きオール三重で一緒に取り組んでいただきますようお願いします。

(感染防止対策)
軽症の方が多い中、気づかないうちに感染を広げないためにも、発熱だけでなく、のどが痛い、体がだるい、鼻水など軽い症状であっても、外出を避け、たとえ普段からよく会う友人などであっても接触を減らし、家庭内においてもマスク着用や別室で過ごすなどの対策をお願いします。併せて早期にかかりつけ医など身近な医療機関への相談をお願いします。
これから夏を迎え、22日からの4連休、夏休み、お盆などで普段会わない友人、親族などと会う機会が増加します。特に若い世代の方においては、友人などと一緒に過ごす時間が更に増加することも考えられます。
家族以外の人との飲食の際に、会話をする場合は必ずマスクを着用するなど、今一度、基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。
なお、帰省や旅行はお盆など人の移動が集中する時期を避けて計画いただき、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が適用されている首都圏や大阪府への移動は避けてください。
また、バーベキューなどの屋外で飲食を行う機会も増える季節となります。たとえ屋外であっても、大人数や長時間は避け、感染防止対策の徹底をお願いします。
県としても、多くの人が集まり、飲食も想定される海岸や河川敷、公園等に注意喚起看板を設置します。4連休など人が集中する時期については、海水浴場を中心に、広報車等により感染防止対策の徹底を市町と連携して呼びかけてまいります。また、これらは多くの県民の皆様にご理解いただけるよう多言語で実施します。
併せて、オリンピック、パラリンピックの開催が近づいているところですが、ご家族以外で大人数、長時間観戦することは、感染リスクが高くなりますので極めて慎重な検討をお願いします。

(ワクチン接種について)
ワクチンの接種については、公的機関が発信する情報の他にも、SNS等において科学的根拠や発信者の不明な情報が多くみられますが、ワクチンの安全性や効果は臨床試験などにより確認されています。
高齢者接種に続き、若い世代の皆様への接種の機会も広がっていますので、ご自身や大切な方を守るためにも、希望される方はワクチン接種の機会を積極的にご活用いただきますようお願いします。
また、SNSやインターネットなどで不安を掻き立てるような情報を見聞きした場合でも、そのまま信じるのではなく、科学的根拠があるか、情報源は信頼できるものであるかなど、確認をお願いします。県や国でもホームページ等で情報発信するとともに、相談窓口も設置していますので、ご活用をお願いします。

(人権への配慮)
感染された方、そのご家族、クラスター発生施設やその関係者の皆様、医療機関の皆様、県外からお越しになられた方、外国籍の方などに対する誹謗中傷、偏見や差別につながる行為は絶対に行わないでください。
なお、ワクチン接種は希望者の同意に基づき行われるものであり、職場や周りの方などに接種を強制したり、接種を受けていない人に対する誹謗中傷、偏見や差別につながる行為は絶対行わないでください。

県としてもこれ以上の感染拡大とならないよう感染防止対策とワクチン接種を両輪として対策に取り組んでまいりますので、引き続き一緒に取り組んでいただくようお願いします。



三重県知事 鈴木英敬

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