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想った事や感じた事、活動などをご報告していきます。(2012年1月スタート!)

年頭挨拶を収録型にしました

2021.01.05

4日、仕事初めでした。今年は、年末年始の休暇取得の分散化を実践していますので、例年の仕事初めでの職員向けの訓示はやめて、職員が出勤したときにいつでも視聴できるよう、年頭挨拶を収録型にしました。全文もご覧いただければ幸いです。
昭和天皇が、75年前、終戦後初めての昭和21年の歌会始において詠まれた、
「降り積もる 深雪にたえて 色変えぬ 松ぞ 雄々しき 人もかくあれ」
という歌を紹介。
困難な状況にあっても、これまでと変わらず、県民の皆様とともに、三重県らしく、多様で包容力のある地域として、みんなで、「確固たる希望」と「思いやり」を持ち、支え合い、前に進んでいこう、と申し上げました。

【全文】
新年あけましておめでとうございます。旧年中も、各職場において、県政推進のため、懸命に努力してくれたことに、心から敬意と感謝を申し上げます。

特に、昨年は、新型コロナウィルスという未知のウィルスとの戦いにおいて、「正解」がない中、県民の皆様とともに、知恵を出し、試行錯誤しながら歩んでいく年でした。三歩進んで二歩さがる、というようなこともありました。そのような中にあって、直接本務として新型コロナ関連業務にあたってくれた職員、緊急的に応援業務にあたってくれた職員、応援に行った職場の仲間をカバーしてくれた職員など、県民の皆様の、命を守るため、暮らしを守るため、まさにオール県庁で、支え合い、前に進んでくれた一年でした。改めて感謝申し上げます。

一方、県庁でクラスターも発生し、県民の皆様にご心配やご不便をおかけしました。感染が確認された職員だけでなく、同じ所属の職員やそのご家族にも不安もあったと思いますが、県政を停滞させないために頑張ってくれました。また、不安の中で復帰した職員に対しても、職場の仲間は、思いやりをもって温かく迎えてくれました。しかしながら、改めて今回のことを重く受け止め、二度とないように徹底していかねばなりません。そして、仕事の成果で、県民の皆様にお返ししていかねばなりません。これらを全職員が肝に銘じて頑張る一年にしてほしいと思います。

年末29日には、伊賀市の養豚農場において豚熱が発生しました。年末年始の家族との大切な時間を割いて、寒さと厳しい作業の中、殺処分等に1700名を超える職員が従事してくれました。おかげで、当初の計画していた4日24時よりも早く、昨日3日15時過ぎに殺処分と埋却を終えることができ、防疫作業は順調に進んでいます。改めて協力してくれた職員、作業に従事する職員を年末年始に送り出して下さったご家族、に感謝申し上げます。

さて、本年は、新型コロナの影響が当面続きますので、県民の皆様の命と暮らしを守るために万全の対策を講じることが最優先です。これまでに経験したことがないような、ワクチン接種のオペレーションなどの大事業もあります。医療従事者や市町の皆様と改めて緊密に連携し、しっかり取り組んでください。危機管理においては、「空振り」は良いですが、「見逃し」はあってはなりません。感染拡大防止対策、医療・検査の体制確保、経済の再生、雇用の確保など、やるべき課題は山積しています。全職員が当事者意識をもって、全力で対応にあたってください。
一方、今年は、「三重とこわか国体・三重とこわか大会」や「太平洋・島サミット」など、多くのチャンスが三重県に訪れる年でもあります。元旦のニューイヤー駅伝では、三重県出身で東京オリンピックマラソン代表の中村匠吾選手がトップを奪取する大活躍で、富士通チームが優勝しました。また、昨年末の高校ラグビーでは、四日市工業が、花園初出場で初勝利をあげました。三重県のスポーツは幸先の良いスタートを切りましたが、本年は、三重県にとって集大成となるスポーツイヤーです。国体の開催は、約50年ぶりとなります。前回の昭和50年の三重国体も、オイルショック後の社会経済が下降傾向にある中、「ケチケチ国体」と称し、私達の先人の三重県民の皆様は、大会の大成功を成し遂げてくださいました。三重県には、そのDNAが脈々と受け継がれています。前例のないチャレンジとなりますが、三重とこわか国体・三重とこわか大会を通じて、今は困難な時期であっても、必ず近いうちに明るい未来が来ると信じる「確固たる希望」を、多くの方が持てるよう、三重から日本中へ発信していける大会にしていきましょう。
前回の三重国体にお越しいただいた昭和天皇が、75年前、終戦後初めての昭和21年の歌会始において、

「降り積もる 深雪にたえて 色変えぬ 松ぞ 雄々しき 人もかくあれ」
と詠まれました。つまり、他の樹木は、雪が降り積もる季節に、色を変え、葉を落としている中、松は色も変えず、堂々たる姿のままある。敗戦後の最も困難な時期ではあるものの、日本人の勤勉さや誠実さという本質を変えることなく、復興に向かっていこうとの思いを詠まれました。結果、現在、私達が享受している平和と経済的繁栄があるわけです。私達三重県民も、困難な状況にあっても、これまでと変わらず、三重県らしく、多様で包容力のある地域として、みんなで、「確固たる希望」と「思いやり」を持ち、支え合い、前に進んでいきたいと思います。

昨年の日本レコード大賞をとったのは、人気漫画「鬼滅の刃」の主題歌「紅蓮花(ぐれんげ)」を歌うLISAさんでした。LISAさんのデビューは、平成23年4月。私の政治家としてのスタートと奇しくも同じです。その年は、皆様も十分認識してくださっているように、東日本大震災、そして紀伊半島大水害が発生した年です。その年から今年で10年の節目を迎えます。県民の皆様の命を守るため、防災・減災・国土強靭化の現状について、それらの大災害を教訓とした対策がしっかり講じられているか、点検をしながら、改めて、防災・減災対策を加速する一年にもしていきたいと思います。
今年4月から、三重県庁に、最高デジタル責任者(CDO)とデジタル社会推進局(仮称)を設置し、デジタル改革を進めていきます。これは、単にデジタルツールを導入する改革ではなく、デジタルを通じて、誰一人取り残さない、県民の皆様に今まで以上に幸福を実感していただく、そういう社会をつくっていくための改革です。県民の皆様と県庁の関係性、そもそもの業務の必要性、オフィス改革など、それぞれの在り方について本質的な検討を行い、全国に先駆けた取組をしていきたいと思います。最初は慣れない部分もあるかもしれませんが、乗り越えた先に、県民の皆様のためというのが大前提ですが、結果として、自らの業務の効率化や質的向上につながると信じ、積極的に取り組んでほしいと思います。
最後になりますが、元旦に公表された天皇皇后両陛下のお言葉に、「今、この難局にあって、人々が将来への確固たる希望を胸に、安心して暮らせる日が必ずや遠くない将来に来ることを信じ、皆が互いに思いやりを持って助け合い、支え合いながら、進んで行くことを心から願っています。」とありました。
今回の私の挨拶の中でも、「確固たる希望」「思いやり」「支え合いながら、前に進む」と何度か申し上げました。改めて一人ひとりが胸に刻み、今年一年も、三重県民の幸福のため、三重県の発展のため、頑張ってほしいと思います。そのためにも、今年も心身の健康には十分留意することも忘れないでください。
それでは、今年もよろしくお願いします。

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三重県知事 鈴木英敬

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