三重県知事 鈴木英敬ブログ「すごいやんか!三重」
想った事や感じた事、活動などをご報告していきます。(2012年1月スタート!)
三重県新型コロナウイルス感染症対策協議会にてワクチン接種等の準備状況をご説明し、ご了承いただきました
2021.01.28
27日夜、医師会や病院、関係団体、市町等の代表の方にお集まりいただき、三重県新型コロナウイルス感染症対策協議会を開催し、ワクチン接種等について、その準備状況をご説明し、ご了承いただきました。主な項目は以下のとおりです。
ワクチン接種については、県では、新型コロナ対策本部に、ワクチン接種体制整備グループ13名の専門組織を立ち上げ、既に去年のうちから、病院、医師会、市町の皆さんと連携し、調整を重ねてきました。
〇ワクチン接種のスケジュール
・県が中心になって実施する、医療従事者(歯科を含む)、患者応対を行う薬剤師、搬送する救急隊員、海上保安庁職員、自衛隊職員、保健所・宿泊療養施設等で患者と接する自治体職員など、約5.5万人を対象とした接種体制を2月末までに構築し、ワクチンの流通が始まった時には速やかに接種
(2月17日に県の接種計画を厚労省へ提出)
・市町が主体として接種する、高齢者向けからの住民接種について、3月中旬以降に接種のためのクーポン券が郵送されるよう体制整備
・国が中心になって実施する、医療従事者先行接種について、全国100病院が選定されたところ、三重県からは、国立病院機構(鈴鹿病院、三重病院、三重中央医療センター)、四日市羽津医療センターの4病院が選定され、2月下旬にも体制確保
〇ワクチン接種のために、マイナス75℃のディープフリーザー(保管庫)が、国から全国に配分されますが、三重県では、関係機関の皆さんのご理解とご協力により、既に配分を決定。県が実施する医療従事者等分として23台、市町が実施する住民接種分として117台を割り当て。医療従事者等の分は医療機関において行いますが、市町内での具体的な接種場所は今後検討。
〇円滑かつ速やかにワクチンを流通させるため、三重県内を8地域に分けて、各地域毎に担当する卸業者を調整し、決定。
〇当初国から示された優先接種の順番では、高齢者の方(65歳以上)→基礎疾患のある方→高齢者施設等の従事者、となっていましたが、高齢者の方への接種を行う際にどうしても施設の従事者の皆様のご協力が必要であること、従事者の皆様の安心感やモチベーションの観点から、高齢者と高齢者施設等従事者を同時に接種できるようにしてほしいと、私も知事会で発言しましたが、三重県から強く国に要望していたところ、それが可能になったこと。
〇高齢者向け以降の住民接種については、それぞれ1回目を2か月以内、2回目も2か月以内に接種することを目標とする、と国から示されていることを報告。なお、2回目の開始時期は1回目の接種期間に重なる。
更に、これまでも申し上げていることですが、下記のことも要望していきます。
□市町の皆さんが準備をしていただくにあたり、まだまだ情報が少ないので、早急に方針等を決定し、情報提供等を行うこと。
□県民の皆様の不安に応えるためにも、副反応に対するデータ等について、相談窓口を設置する都道府県や市町村に対して、速やかに提供すること。
□最前線でコロナの診療にあたってくださっている医療従事者の皆様の負担を極力減らすため、
・例えば膨大な量の予約受付やワクチン流通システムへの入力作業などの事務作業は極力簡素化すること、
・診療を休止して対応してくださる医療機関や市町村への財政支援や補償の充実
県としても、市町と緊密に連携し、全面的にバックアップし、県民の皆様が安心してワクチン接種を円滑かつ迅速に行えるよう、医療従事者の皆さんにもご協力をいただきながら、「オール三重」で準備を進めていきます。
三重県の最高デジタル責任者(CDO)1名について、242名という多数の方からご応募いただきました
2021.01.28
倍率が242倍となりました。
部長級として公募していた、三重県の最高デジタル責任者(CDO)1名について、26日に締め切った結果、競争率200倍を超える242名という多数の方からご応募いただきました。
国のデジタル庁(仮称)の民間人採用の倍率は約43倍と報道もありましたが、三重県のCDOに対して、今回は常勤という条件がある中、これほど多くの方に興味を持っていただいたことを大変に嬉しく思います。ご応募いただきましたすべての方に対し、感謝申し上げます。
応募者の内訳を年代別でみると、最年少は24歳、最年長は65歳。40代や50代の企業の部長やマネージャークラスの方々からの応募が約7割を占めた一方、20代、30代の若い世代からも40名近い応募があり、幅広い年代の方々が今回のCDO募集に関心を持っていただいたのではないかと考えています。
また、地域別では、北は北海道から南は熊本県まで、日本全国からの応募に加え、海外からも、オーストラリアやオランダ、タイなどで活躍中の方々にご応募いただいており、三重県が全国に先駆けて進めているデジタル社会実現に向けた取組に対する期待や関心の高さを改めて感じているところです。
職種は写真にありますとおり、ほんとに多種多様な方々からご応募いただきました。
選考は、一次選考(書類)、二次選考(面談)、三次選考(面談)と行いますが、三次選考は私自身も加わりたいと思います。人事委員会の承認を経て、3月上旬には発表致します。
242名の中から選ばれる、自治体初の公募による常勤CDOとともに、三重のデジタル改革を一気に進めていきます。
三重県建設業協会(山野会長)、三重県建設業協会伊賀支部(和田支部長)に感謝状を贈呈させていただきました
2021.01.26
昨年末に、三重県伊賀市の農場で発生した豚熱において、コロナ感染防止、寒波、年末年始という大変厳しい状況の中、埋却処分などの防疫措置に多大なご尽力をいただいた、三重県建設業協会(山野会長)、三重県建設業協会伊賀支部(和田支部長)に感謝状を贈呈させていただきました。建設業協会の皆様はじめ、多くの皆様のおかげで、当初見込みより2日前倒しで作業完了となりました。ありがとうございました。
三重GoToイートにおける食事券の販売期間と利用期間を延長します
2021.01.26
「感染防止対策の徹底」と「飲食店や関連する事業者の応援」の2つの側面から、三重GoToイートにおける食事券の販売期間と利用期間を延長します。
GoToイートについて、三重県では、全国でも3県しかないですが、感染防止の観点から当初より県民の皆様限定で運用しています。また14日に発出した、県内全域を対象とした県独自の「緊急警戒宣言」において、大人数や長時間におよぶ飲食の場は避けていただくことを要請していることから、GoToイート食事券の利用は「4人以下の単位」でお願いしています。
一方、全国の緊急事態宣言や本県の緊急警戒宣言等により、飲食店や食材を納入する事業者の皆さんは大変厳しい状況におかれています。GoToイートキャンペーンは、感染症対策に取り組みながら頑張っている飲食店や食材を納入する農林漁業者を応援する取組でもあります。
また、当初の販売期限(1月31日)や利用期限(2月28日)が迫る中、駆け込み利用により、飲食店で3密の状態が発生することも懸念されます。
そこで、これら2つの理由により、食事券の販売期間を2月28日まで、利用期間を6月30日までそれぞれ延長します。
なお、食事券は、テイクアウト、デリバリーにも使うことができます。外出を控えている方も、飲食店の食事をご家庭でお召し上がりいただき、お出かけ気分を味わっていただくことができます。
三重県警察本部の科捜研を視察しました
2021.01.24
科学捜査研究所。ドラマなどの舞台にもなる「科捜研」。三重県警察本部の科捜研を視察しました。
新型コロナの対応する中においても、未知のものや新しいものに立ち向かう時、テクノロジーや科学を活用することの重要性を今まで以上に強く痛感しています。犯罪が複雑化・巧妙化している中、県民の皆様の未来の安心をつくるための捜査力強化の鍵の1つは、科学捜査ではないかと考えています。
しかし、三重県警察の科捜研は、昭和62年に設置され、老朽化が進む一方、人員は約2倍、機材も約3倍に増えており、写真のようにスペースもかなり狭くなっています。また、薬物等を調べる「化学」の作業と、画像解析等を行う「物理」の作業を同じ部屋で行っているのは、全国で三重県だけとのこと。そのような現状も踏まえ、県警本部から、来年度予算に科捜研新築のための調査予算が要求されています。
県内全域の捜査力を強化し、県民の皆様の安心のためのインフラである治安を高めるため、科捜研新築の決断をし、関連する予算を議会に提出したいと考えています。
なお、挨拶している写真は、同日の警察署長会議です。
県民の皆様に一緒に取り組んでいただきたいこと
2021.01.22
22日、医療機関において新たなクラスターとして37名の陽性者が確認されたことを受け、また、県内全域を対象とした県独自の「緊急警戒宣言」を発出して1週間が経過して直近の感染状況もふまえ、改めて県民の皆様に一緒に取り組んでいただきたいことを述べました。
なお、医療従事者やそのご家族をはじめ、偏見、差別、誹謗中傷などの行為は、絶対にやめてください。
22日公表の新規感染者数は、医療機関における新たなクラスターでの37件を含め過去最多の54件となり、予断を許さない厳しい状況が続いています。
宣言前後の状況は、1週間の新規感染数は0.89倍と減少、直近の病床使用率も厳しい水準ではあるものの55.5%に低下。また、県外由来の感染は29%から12%に、飲食の場での感染31%から14%にそれぞれ低下しています。県内全域を対象とする緊急警戒宣言にもとづき、県民の皆様が一緒に取り組んでいただいたことは着実に成果も表れつつあります。改めてご協力に感謝を申し上げます。
しかしながら、感染者数は高水準で、全く予断を許さない状況で、一切対策を緩めることはできない状況です。瀬戸際はまだまだ続いている、そう認識しています。
一たびクラスターが発生したり、少しのことで感染者数は急増し、医療機関への負荷が一気に増大してします。今後も、県として、必要な対策は躊躇なく全力で行っていきますので、県民や事業者の皆さんにおかれましても、引き続き、徹底した感染防止対策へのご協力をよろしくお願いします。
(医療機関等における感染防止対策)
県では、医療機関等で新たなクラスターが発生した際には、それ以上の感染拡大を阻止するために県独自のクラスター対策グループを派遣し、保健所と共に感染経路の特定、必要な検査を随時実施するとともに、施設内の消毒やゾーニング、医療従事者の負担軽減等の対策を速やかに講じているところです。
医療機関や社会福祉施設におかれましては、クラスターが発生した施設も含め、これまでも十分に感染防止対策を行っていただいているところですが、従業員や利用者の方も施設内に「持ち込まない、広げない」ための対策について、改めて徹底をお願いします。
(外国人住民への注意喚起)
外国人住民と思われる方が感染される事例が、直近1週間で全体の約25%を占めています。県としても、市町と連携した感染者発生時の初動対応、感染防止対策だけでなく感染が疑われる時にとるべき行動などを多言語で情報発信するなど、引き続き感染拡大防止に取り組みます。外国人を雇用されている事業者や外国人
と関わりのある団体等の皆さんにおかれましても、改めて外国人の方に対し基本的な感染防止対策などについて周知をお願いします。
(「居場所の切り替わり」の場面への対策)
直近の事業所におけるクラスターにおいて、業務中の感染防止対策は徹底されていたものの、休憩中や昼食といった場面で感染が発生したと思われる事例が確認されています。こうした「居場所の切り替わり」はまさに感染リスクが高まる場面の1つです。県民の皆さん、事業者の皆さんにおかれましては、休憩、食事などの場面においても、距離の確保や会話の際のマスク着用等について、改めて徹底をお願いします。
(人権への配慮)
これも改めてのお願いになりますが、感染された方、そのご家族、医療機関の皆様、県外からお越しになられた方、外国人住民の方などへの誹謗中傷、偏見や差別につながる行為は絶対に行わないでください。また、根拠が不確かな情報による行動やそうした情報をさらに広げない冷静な行動、人権への配慮を強くお願いいたします。
(結びに)
営業時間短縮をお願いしている飲食業のみならず、あらゆる業種の中小企業・小規模企業等の皆さんは緊急警戒宣言の発出やGoToトラベル事業の一時停止に伴い、多大な影響を受け、今まさに瀬戸際で踏ん張っていただいている状況にあると認識しています。県としましても先日公表した「事業継続に向けた緊急支援パッケージ」にしっかりと取り組み、全力で中小企業・小規模企業の皆様を支援していくとともに、感染拡大を阻止するために必要な対策を躊躇なく実施してまいります。
県民の皆さん、事業者の皆さんにおかれましても、感染防止対策の徹底について、引き続きご理解とご協力をお願いします。
記者会見の様子は下記からご覧いただけます。
https://www.pref.mie.lg.jp/MOVIE/l1000200208.htm
AI検索技術を活用した実証実験を実施します
2021.01.22
デジタル化に向けて、全国初の実証実験を三重県で実施します。三重県選挙管理委員会は、NEC様からご提案を受け、選挙事務における法規集・事例集等の検索支援システムの実証実験に協力することとしました。
選挙運動や政治活動など選挙関係の質疑については、法令集や実例判例集等の膨大な書籍を調べ、総合的に回答を導かなければならないものが多く、特に、選挙時には、問い合わせが集中することから、迅速かつ正確な対応や、対応する職員の負担軽減が課題となっています。
このため、デジタル化のメリットが大きいと考えられる、これらの選挙関連の事務を対象に、1月27日から、地方選挙の候補者や市町等から質問があった場合に、NECが開発したAIテキスト含意認識技術を導入したシステムを活用して、的確な条文や判例等の検索が行えるよう、共同で実証実験を進めることになりました。
なお、選挙関係の法令集や実例判例集等を対象に、AI検索技術を活用した実証実験は、全国で初めての試みとなります。また、三重県は様々な協力をさせていただくものの、費用負担はありません。
デジタル技術を活用し、職員が業務の生産性向上を図ることは、今後地方自治体が継続的に行政サービスを提供するためには避けて通れません。今回は選挙関係の業務についての実証実験ですが、幅広い業務分野での応用が可能な技術だと考えており、様々な行政サービスの向上や職員の働き方改革に繋がることを期待しています。
事業継続に向けた緊急支援パッケージ
2021.01.20
19日、全業種・県内全地域の小規模企業の方々が事業継続に活用できる「事業継続・緊急支援補助金」制度を1月補正予算で創設することをはじめとした、中小・小規模企業や個人事業主の方々向けの「事業継続に向けた緊急支援パッケージ」を公表しました。
新型コロナの感染拡大により、時短営業をお願いしている飲食業のみならず、県内全域の、すべての業種の中小企業・小規模企業の皆様が、今まさに瀬戸際で踏ん張っていただいている状況です。コロナ第3波に負けることなく、事業者の皆様にしっかり経営を立て直していただけるように、県内の関係機関が全力で事業継続を下支えしていかなければなりません。
このため、中小企業・小規模企業の新型コロナ克服、事業継続に向けた緊急支援パッケージを取りまとめました。年末に実施した緊急アンケートによると、今後求められる支援策は回答の多い順に、「資金繰り支援」、「販促キャンペーンの実施」、「感染防止対策」、「業態転換支援」でした。そこで、今回の緊急支援パッケージではアンケートや14日の緊急経済会合でお聞きした現場の声を踏まえ、以下の通り、「資金繰り」、「販売促進」、「観光地支援」、「事業継続・業態転換」、「国への要望」の5つの取組としてとりまとめました。
(資金繰り支援)
まず資金繰り支援では、事業者から多くの声をいただいている「既往債務に対する返済条件の緩和」に対して、個別企業の実情に応じた最大限の配慮を求めるとともに、事業者が直面するあらゆる課題に対して経営改善や事業転換なども含めた実効的な支援を行っていただくことなどを、改めて県内に本支店のある金融機関に向けて要請を行います。
加えて、県の融資制度では、既に実質無利子融資の申込期限を3月末まで延長、さらに、2月1日からは、融資期間15年と長期で、県の利子補給・保証料補助のある新たな設備資金を創設し、事業者の資金繰りをしっかりと支えます。また、最新の話題として、18日の菅総理の施政方針演説において、実質無利子融資の限度額を4,000万円から6,000万円に引き上げることが表明されました。これは県から国へ要望していたところであり、実現いただき大変ありがたく思います。国から正式な通知があり次第、県においても速やかに制度改正を行っていき
ます。
(販売促進)
2つ目の販売促進について、GoToトラベルの停止による県内の観光業への影響は大きく、宿泊業における予約のキャンセルにとどまらず、お越しいただいたお客様にお届けできるのを心待ちにしていたお土産などの地域産品も行き場を失っています。
こうしたことから、県産品を応援する通販サイト「三重のお宝マーケット」において、複数の事業者による詰め合わせセットを購入いただく場合の送料を県が負担することで、販売促進につなげたいと考えています。
また、県内大型小売店にも協力いただき、農水産物や土産物などの県産品を販売するフェアを2月から3月にかけて開催するよう準備を進めていますので、県民の皆様にもぜひ購入していただき、県内産品の応援をしていただきたいと思います。
(観光地支援)
3つ目は観光地支援です。県内の観光地では、繁忙期の年末年始の売り上げがなくなり、その後の予約もほとんど入っていないなど大変厳しい状況です。安全安心な観光地づくりとして、観光ニューノーマル推進アドバイザーの派遣を行い、安全安心対策を進めつつ、感染状況を見極めながらになりますが、まずは、対象を県民の皆様に限定した観光キャンペーンを講じていきます。具体的には県民限定クーポンの他、今回は、宿泊業だけでなくお土産屋にも使え、効果が波及していくような取組を検討しています。
(事業継続・業態転換)
4つ目は、事業継続・業態転換です。
先日の緊急経済会合において、商工団体からは「GoToトラベルの一時停止等の影響を直接受ける飲食店、観光業そのものでなくても、そこから間接的に影響を受ける地域の事業者の売上が大幅に低下している」、「先行きが見通せなくなり、事業計画の見直しが必要になった事業者がある」といった声がありました。さらに、金融機関からは「倒産は減っているが、直近では休廃業が増えている」という心配な声も聞いています。
そこで、これまで春から秋にかけて感染防止対策にしっかりと取り組み、これから挽回と考えていた事業者の皆さまの心がここで折れることがないよう、緊急に、全業種、全地域の小規模企業が事業継続に向けた取組に活用できる「事業継続・緊急支援補助金」制度を1月補正予算で創設します。
また、第2弾では、「新たな日常」の創造に向けて、これまでに生産性向上や業態転換のきっかけをつかんでいる中小企業・小規模企業の取組が、第3波の影響で停滞することがないよう、これを加速する支援を行います。2月補正での議会上程を予定しています。
(国への要望)
さらに、同日19日、梶山経済産業大臣に対し、持続化給付金の再給付や、飲食店との取引先への一時金支給対象に三重県などの緊急事態宣言でなくても時短要請に取り組んでいる13道県も追加することなど、中小企業・小規模企業の事業継続を支援するために必要な支援について要望いたしました。
梶山大臣からは地方の厳しい状況をしっかりと受け止め、政府内で共有するとともに、今後の対策への反映について検討すると力強くおっしゃっていただきました。
県では、このように5つの取組をパッケージでしっかりと取り組み、中小企業・小規模企業の事業継続を全力で支援していきます。なお、今後も状況を注視し、追加対策もとってまいります。




新型コロナウイルス感染症対策の特別措置法と感染症法の改正について
2021.01.20
特措法や感染症法の改正について、与党で了承されたところ、知事も権限強化により、更なる重責となりますから、身の引き締まる思いです。国会での迅速な成立を期待します。
他方、特措法改正について、あまり報道などされませんが、今回「差別の防止」が盛り込まれました。今まで、特措法には、差別防止に関する規定は一切なく、私も政府のワーキングに知事会を代表して参加していたため、差別防止の規定を特措法改正にあたって盛り込むことを要望してきました。知事会も、平井鳥取県知事を筆頭に力強く要望してくださいました。結果、改正につながり、良かったと感じています。
いずれにしても、まだまだ一歩ですから、これから、三重県でも更に具体的な取組を進めてまいります。
「おでかけこもの」実証実験の開始式
2021.01.19
鉄道、バス、乗合タクシーなどの複数の異なる公共交通を、スマホなどを活用して連携させて、1つの移動サービスのように稼働させる「MaaS(マース)」。三重県も、日本も、世界も力を入れています。
そのうち、菰野町で実施される「おでかけこもの」のセカンドステージの実証実験の開始式にお邪魔しました。菰野町の取組は、国交省から2年連続で実証事業を採択され、地元の皆様で構成する地域公共交通会議やNTTドコモ、三重交通などが連携して取り組まれます。
今回の第2弾の特徴は、キャッシュレス決済が可能になったこと、コロナ対策で混雑状況をスマホなどで事前に見られることに加え、菰野町のコミュニティバスに顔認証システムを採用したこと。顔認証は、事前に写真を登録している人の乗車確認ができるので定期券の提示などが不要となることと、通学で利用している小学生が降車すると保護者にメールが届く見守りサービスが追加されています。
引き続き、県民の皆様が、安心して、便利に、公共交通機関をご利用いただけるよう、様々な取組を、関係機関の皆様と連携して取り組んでまいります。
県民の皆様や事業者の皆様に改めてのお願い
2021.01.16
阪神淡路大震災から26年。改めて亡くなられた方のご冥福をお祈りし、私達も備えを万全にと意を強くしています。
県民の皆様や事業者の皆様に改めてとなりますがお願いをさせていただきます。
三重県が発出した緊急警戒宣言の対象は、「県内全域」です。一緒に取り組んでいただきたい多岐にわたる対策を述べてます。
https://www.pref.mie.lg.jp/MOVIE/l1000200206.htm
飲食店における感染防止対策の徹底を引き続きお願いしているのも、県内全域です。
大人数・長時間の飲食の場への参加回避をお願いしているのも、県内全域です。
三重県は県民しか利用できない「Gotoイート」について、人数制限を「4人以下、(子ども・介助者は除く。また、同居家族のみの場合も除く。)」として18日からお願いする対象も、県内全域です。
その上で、酒類を提供する飲食店や接待を伴う飲食店のうち、まずは、桑名市、四日市市、鈴鹿市の店舗の皆様に、営業時間の短縮へのご協力をお願いしています。
それは、県内の中でも、
@愛知県など感染が三重県より多い地域との往来が多い
A直近1週間の感染者数が北勢の中で高い
など、「感染急増のリスク」が県内の中で更に高いため、県内全域にお願いしている感染防止対策の徹底に「上乗せ」して、営業時間短縮をお願いせざるを得ない、という理由からです。ご協力のほど何卒よろしくお願い致します。
県内の飲食店の皆様は、すべての地域で、ここまで全力で感染防止対策をとっていただいたので、三重県では、飲食店の感染防止対策が不十分であることによるクラスターは発生していません。県内飲食店の皆様に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
他方、飲食店、納入業者、観光関連など、多くの事業者の皆様が影響を受けておられ、大変なご苦労をされておられますので、県内全域、業種に関わらず、小規模企業等の方が活用可能な、事業継続を緊急支援するための補助金を導入します。今週中には方向性をお示します。
ここまでは、時短要請のことがありましたので、飲食に関することを述べましたが、繰り返しになりますが、緊急警戒宣言には、多岐にわたる内容を盛り込んでおります。医療や介護施設での対策徹底、県境をまたぐ移動の自粛、学校の部活動での対策徹底など、様々な場面での対策徹底をお願いしております。
県民の皆様には御不便をおかけし、大変心苦しい思いですが、今が爆発的拡大を阻止するための瀬戸際ですので、何卒ご理解いただき、引き続き県内全域で、感染防止対策の徹底や封じ込めに一緒に取り組んでいただきますよう何卒よろしくお願いいたします。
三重県独自の「緊急警戒宣言」を発出させていただきました
2021.01.15
県対策本部を開催し三重県独自の「緊急警戒宣言」を発出させていただきます
2021.01.14




東海3県知事会議及び西村大臣との意見交換会を開催しました
2021.01.13


全国知事会の新型コロナウイルス緊急対策本部会議に出席しました
2021.01.11


あらためて県民、事業者のみなさまに感染防止対策の徹底をお願いいたします
2021.01.10



豚熱の防疫措置を2日間前倒しですべて完了しました
2021.01.09

三重県新型コロナウイルス感染症対策本部を開催し方針を決定しました
2021.01.08
1都3県への緊急事態宣言発出を受けて
2021.01.08
7日、政府より東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県に対し、緊急事態宣言が発出されました。東京都では過去最多となる2,447人の新規感染者が発生しており、宣言の対象となった1都3県で全国の感染者数の半数近くを占めています。都市部での感染拡大が続くと、地方へも波及し、これまで以上に感染が拡大することが懸念されます。
本県においても、新規感染者が増加しており、5日、6日は30名を超え、7日も27名の新規感染者を公表させていただくこととなり、大変厳しい状況が続いています。こうした状況をふまえ、県としては8日朝、新型コロナ対策本部会議を開催し、主に以下の対応について決定、指示をいたします。
しかし、現在のような状況が続けば、更に強い措置をとらざるを得ない局面になります。県民の皆様におかれましては、これ以上の拡大を食い止めるため、ご協力のほど何卒よろしくお願い致します。
(特措法に基づく協力要請)
特措法に基づく要請として、現在の「三重県指針ver.7」を改訂し、
・緊急事態宣言の対象区域となる東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県への生活の維持に必要な場合を除く移動を避けていただくこと
・大人数や長時間におよぶ飲食については、感染リスクが高くなるため参加を避けていただくこと
・医療機関、社会福祉施設やその他全国でクラスターが発生しているような施設における感染防止対策の徹底
を、お願いいたします。
(医療提供体制等)
今後、感染が拡大していくことも懸念される中、病床の更なる確保や国の事業なども活用した医療機関への財政支援について検討しており、具体的な内容について本部員会議で公表させていただきます。
(経済対策)
GoToトラベル事業の一時停止に加え、緊急事態宣言が発出されたことなどから、観光地においては大きな影響があり、旅行業、宿泊業、公共交通機関だけでなく飲食店や食材を提供する農林水産業、土産物店など周辺の産業へも大きな影響が生じています。こうしたことから、近日中に緊急経済会合を開催し、現場の声も聞きながら、観光業のみならず様々な業種の中小企業に対する具体的な支援策を検討し、実施するよう指示を行います。
(教育)
冬季休業が終了し、学校が再開されることに伴い、部活動を含む学校での生活や、普段の生活について、児童・生徒・教職員に対し感染防止対策の徹底や注意喚起などについて指示を行います。
2日連続で最多を更新することとなり、大変厳しい状況です
2021.01.07
6日、新型コロナの新規感染者について前日を上回る33名を公表しました。2日連続で最多を更新することとなり、大変厳しい状況です。
県内の状況は、飲食の場を通じての感染や、多くの人が集まる場での感染が見られ(年末年始の感染事例の約4割)、地域別にみると北勢地域を中心に中南勢地域でも感染事例が増えています。
繰り返しのお願いとなりますが、大人数・長時間にわたる飲食の場、飲食は伴わなくても多くの人が集まる場では親族間であっても感染リスクが高くなります。「体調が悪い場合は参加しない」、「斜め向かいに座る」といった対策をしっかりとっていただき、大人数、長時間となる場合は参加を避けてください。
また、家庭内で感染が広がる事例も多くなっています(年末年始の感染事例の約2割)。家庭内にウイルスを「持ち込まない」「広げない」ことを意識し、外出時の感染防止対策の徹底、帰宅後はまず手洗い・手指消毒、温度、湿度に注意しながら十分な換気といった対策をお願いします。
また、これから成人式や大学入学共通テストなどが行われます。これらは人生において重要な行事であると同時に、多くの人が集まる機会でもあります。若い方は無症状のまま、感染を広げてしまう可能性があるため、体調管理や感染防止対策を徹底いただくようお願いするとともに、会場を運営いただく皆様においても、安心してご参加いただけるよう万全の感染防止対策をとっていただくようお願いします。特に、成人式においては、式典のみではなく、その前後の懇親会などにおいても参加者それぞれがしっかりと感染防止対策を徹底いただくようお願いいたします。一生に一度の機会ではありますが、新型コロナウイルスによりつらい思い出とならないようしっかりと対策をお願いします。
学校においても冬季休業が終了し、児童・生徒の皆さんも学校生活に戻られます。生活リズムが変わることにより体調を崩すこともあるかと思いますが、引き続き 感染防止対策を徹底いただき、体調が悪い場合は、かかりつけ医等身近な医療機関への早期の相談をお願いします。
また、直近の新規感染者において、約2割の方が外国籍と思われる方となっています。県としても、コミュニティを通じた注意喚起、多言語での情報発信などに引き続き取り組んでまいりますが、外国人を雇用されている事業者の方、外国人生徒のいる教育機関の皆様におかれましても、改めて外国人の方に対し基本的な感染防止対策などについて周知をお願いします。
最後に繰り返しのお願いとなりますが、感染された方、そのご家族、医療機関の皆様、県外からお越しになられた方、外国人住民の方などへの誹謗中傷、偏見や差別につながる行為は絶対に行わないようお願いします。
現在、政府において緊急事態宣言の発出が検討されています。新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく新たな要請も視野に入れ、県としての対応方針を、政府の緊急事態宣言発出決定を踏まえて開く県の対策本部にて、正式にお示しします。
また、感染者数が2日連続で最多を更新しており、感染がさらに拡大する懸念もありますので、病床のさらなる確保と、国の事業を活用した病院に対する財政支援についても早急に検討するよう担当部局に指示しており、対策本部においてお知らせする予定です。
県民の皆様に改めて呼びかけを行いました
2021.01.06
新型コロナについて、県民の皆様には、昨年末に不要不急の県外への移動を控えていただくなど様々なお願いをし、ご協力をいただきました。ありがとうございました。
また、医療機関をはじめ関係機関の皆様には、年末年始においても、診療、検査、入院などについて多大なご協力を賜り、県民の皆様の安全安心のためご尽力いただいたことに対し、お礼を申し上げます。
一方、5日に公表した新規感染者は30名で、11月28日以来の最多を更新したため、年末年始における県内の感染の状況と特徴をふまえ、記者会見において県民の皆様に改めて呼びかけを行いました。
直近の感染状況をみると、年末の忘年会や同窓会、クリスマス会、親族の食事会など飲食の場を通じて感染されたと思われる事例がみられています。以前よりお願いさせていただいていることですが、改めて、大人数、長時間にわたる飲食の場、また、飲食は伴わなくても多くの人が集まる場には十分な注意をお願いします。こうした場においては、親族や近しい友人などの集まりでも感染する可能性が高くなりますので、十分な警戒をお願いします。
また、県外から三重県に帰省されている間に発症された方、そこからご家族などに感染が広がったと考えられる事例もあります。今後、年末年始から時期をずらし帰省をお考えの方におかれましては、改めて帰省する前から体調管理の徹底、懇親会等には参加しないなど感染防止対策の徹底をお願いいたします。県民の皆様におかれましては、県外にお住まいのご家族やご友人にもお伝えいただきますようお願いします。
加えて、直近1週間の感染者において、約2割の方が外国籍と思われる方となっています。県としても、コミュニティを通じた注意喚起、多言語での情報発信などに引き続き取り組んでまいりますが、外国人を雇用されている事業者の方、外国人生徒のいる教育機関の皆様におかれましても、改めて外国人の方に対し基本的な感染防止対策などについて周知をお願いします。
繰り返しのお願いとなりますが、感染された方、そのご家族、医療機関の皆様、県外からお越しになられた方、外国人住民の方などへの誹謗中傷、偏見や差別につながる行為は絶対に行わないようお願いします。
最後に、全国においても、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県においては緊急事態宣言の発令が検討され、他の地域でも多くの新規感染者が発生しています。こうした状況も受け、年末年始の感染状況を更に詳細に分析するとともに、緊急事態宣言など国における対応状況なども見据えつつ、近々に県対策本部を開催し、改めて今後の対応等についてお知らせをさせていただきます。
(記者会見における呼びかけの動画は下記からご覧いただけます)
https://www.pref.mie.lg.jp/MOVIE/l1000200202.htm
年頭挨拶を収録型にしました
2021.01.05
4日、仕事初めでした。今年は、年末年始の休暇取得の分散化を実践していますので、例年の仕事初めでの職員向けの訓示はやめて、職員が出勤したときにいつでも視聴できるよう、年頭挨拶を収録型にしました。全文もご覧いただければ幸いです。
昭和天皇が、75年前、終戦後初めての昭和21年の歌会始において詠まれた、
「降り積もる 深雪にたえて 色変えぬ 松ぞ 雄々しき 人もかくあれ」
という歌を紹介。
困難な状況にあっても、これまでと変わらず、県民の皆様とともに、三重県らしく、多様で包容力のある地域として、みんなで、「確固たる希望」と「思いやり」を持ち、支え合い、前に進んでいこう、と申し上げました。
【全文】
新年あけましておめでとうございます。旧年中も、各職場において、県政推進のため、懸命に努力してくれたことに、心から敬意と感謝を申し上げます。
特に、昨年は、新型コロナウィルスという未知のウィルスとの戦いにおいて、「正解」がない中、県民の皆様とともに、知恵を出し、試行錯誤しながら歩んでいく年でした。三歩進んで二歩さがる、というようなこともありました。そのような中にあって、直接本務として新型コロナ関連業務にあたってくれた職員、緊急的に応援業務にあたってくれた職員、応援に行った職場の仲間をカバーしてくれた職員など、県民の皆様の、命を守るため、暮らしを守るため、まさにオール県庁で、支え合い、前に進んでくれた一年でした。改めて感謝申し上げます。
一方、県庁でクラスターも発生し、県民の皆様にご心配やご不便をおかけしました。感染が確認された職員だけでなく、同じ所属の職員やそのご家族にも不安もあったと思いますが、県政を停滞させないために頑張ってくれました。また、不安の中で復帰した職員に対しても、職場の仲間は、思いやりをもって温かく迎えてくれました。しかしながら、改めて今回のことを重く受け止め、二度とないように徹底していかねばなりません。そして、仕事の成果で、県民の皆様にお返ししていかねばなりません。これらを全職員が肝に銘じて頑張る一年にしてほしいと思います。
年末29日には、伊賀市の養豚農場において豚熱が発生しました。年末年始の家族との大切な時間を割いて、寒さと厳しい作業の中、殺処分等に1700名を超える職員が従事してくれました。おかげで、当初の計画していた4日24時よりも早く、昨日3日15時過ぎに殺処分と埋却を終えることができ、防疫作業は順調に進んでいます。改めて協力してくれた職員、作業に従事する職員を年末年始に送り出して下さったご家族、に感謝申し上げます。
さて、本年は、新型コロナの影響が当面続きますので、県民の皆様の命と暮らしを守るために万全の対策を講じることが最優先です。これまでに経験したことがないような、ワクチン接種のオペレーションなどの大事業もあります。医療従事者や市町の皆様と改めて緊密に連携し、しっかり取り組んでください。危機管理においては、「空振り」は良いですが、「見逃し」はあってはなりません。感染拡大防止対策、医療・検査の体制確保、経済の再生、雇用の確保など、やるべき課題は山積しています。全職員が当事者意識をもって、全力で対応にあたってください。
一方、今年は、「三重とこわか国体・三重とこわか大会」や「太平洋・島サミット」など、多くのチャンスが三重県に訪れる年でもあります。元旦のニューイヤー駅伝では、三重県出身で東京オリンピックマラソン代表の中村匠吾選手がトップを奪取する大活躍で、富士通チームが優勝しました。また、昨年末の高校ラグビーでは、四日市工業が、花園初出場で初勝利をあげました。三重県のスポーツは幸先の良いスタートを切りましたが、本年は、三重県にとって集大成となるスポーツイヤーです。国体の開催は、約50年ぶりとなります。前回の昭和50年の三重国体も、オイルショック後の社会経済が下降傾向にある中、「ケチケチ国体」と称し、私達の先人の三重県民の皆様は、大会の大成功を成し遂げてくださいました。三重県には、そのDNAが脈々と受け継がれています。前例のないチャレンジとなりますが、三重とこわか国体・三重とこわか大会を通じて、今は困難な時期であっても、必ず近いうちに明るい未来が来ると信じる「確固たる希望」を、多くの方が持てるよう、三重から日本中へ発信していける大会にしていきましょう。
前回の三重国体にお越しいただいた昭和天皇が、75年前、終戦後初めての昭和21年の歌会始において、
「降り積もる 深雪にたえて 色変えぬ 松ぞ 雄々しき 人もかくあれ」
と詠まれました。つまり、他の樹木は、雪が降り積もる季節に、色を変え、葉を落としている中、松は色も変えず、堂々たる姿のままある。敗戦後の最も困難な時期ではあるものの、日本人の勤勉さや誠実さという本質を変えることなく、復興に向かっていこうとの思いを詠まれました。結果、現在、私達が享受している平和と経済的繁栄があるわけです。私達三重県民も、困難な状況にあっても、これまでと変わらず、三重県らしく、多様で包容力のある地域として、みんなで、「確固たる希望」と「思いやり」を持ち、支え合い、前に進んでいきたいと思います。
昨年の日本レコード大賞をとったのは、人気漫画「鬼滅の刃」の主題歌「紅蓮花(ぐれんげ)」を歌うLISAさんでした。LISAさんのデビューは、平成23年4月。私の政治家としてのスタートと奇しくも同じです。その年は、皆様も十分認識してくださっているように、東日本大震災、そして紀伊半島大水害が発生した年です。その年から今年で10年の節目を迎えます。県民の皆様の命を守るため、防災・減災・国土強靭化の現状について、それらの大災害を教訓とした対策がしっかり講じられているか、点検をしながら、改めて、防災・減災対策を加速する一年にもしていきたいと思います。
今年4月から、三重県庁に、最高デジタル責任者(CDO)とデジタル社会推進局(仮称)を設置し、デジタル改革を進めていきます。これは、単にデジタルツールを導入する改革ではなく、デジタルを通じて、誰一人取り残さない、県民の皆様に今まで以上に幸福を実感していただく、そういう社会をつくっていくための改革です。県民の皆様と県庁の関係性、そもそもの業務の必要性、オフィス改革など、それぞれの在り方について本質的な検討を行い、全国に先駆けた取組をしていきたいと思います。最初は慣れない部分もあるかもしれませんが、乗り越えた先に、県民の皆様のためというのが大前提ですが、結果として、自らの業務の効率化や質的向上につながると信じ、積極的に取り組んでほしいと思います。
最後になりますが、元旦に公表された天皇皇后両陛下のお言葉に、「今、この難局にあって、人々が将来への確固たる希望を胸に、安心して暮らせる日が必ずや遠くない将来に来ることを信じ、皆が互いに思いやりを持って助け合い、支え合いながら、進んで行くことを心から願っています。」とありました。
今回の私の挨拶の中でも、「確固たる希望」「思いやり」「支え合いながら、前に進む」と何度か申し上げました。改めて一人ひとりが胸に刻み、今年一年も、三重県民の幸福のため、三重県の発展のため、頑張ってほしいと思います。そのためにも、今年も心身の健康には十分留意することも忘れないでください。
それでは、今年もよろしくお願いします。
自衛隊の撤収式を行い、心からの御礼を申し上げました
2021.01.02
1日20時から、豚熱の現地対策本部(県庁伊賀庁舎)にて、要請した支援内容を完遂してくれた自衛隊の撤収式を行い、心からの御礼を申し上げました。鈴木陸上自衛隊第10師団長や岡本伊賀市長も駆け付けてくださいました。自衛隊の皆様は、29日から約4日間、殺処分すべき7199頭のうち、約半分にあたる3356頭の処分を実施。自衛隊の担当部分は、3日(日)に任務完了目標でしたが、当初予定を相当上回るペースで実施していただきました。全国で拡大する高病原性鳥インフルエンザへ備えるため、人員も一定の制約がある中、のべ833名の自衛官を投入してくださいました。改めて心から感謝申し上げます。
師団長からも、「県職員の皆さんや獣医の行動も迅速で、お互いに知恵を出し合い、これほど連携した取組ができた自治体はなかなかない」とのお言葉をいただきました。
県職員も昼夜を徹し、頑張っており、伊賀市職員や建設業協会やJAの皆様のサポートのおかげもあり、1日18時時点での進捗率は、殺処分81.7%、埋却78.8%と、殺処分完了予定である4日24時に向けて順調に進んでおりますので、一日も早く完了できるよう、引き続き取り組んでまいります。
新年あけましておめでとうございます
2021.01.01
新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
今年は、皆様も同じだと思いますが、鈴木家も例年と違うお正月です。知事就任以来毎年参列させていただいてきた皇居での「新年祝賀の儀」は、今年は知事会長のみの参列となり、2日に毎年家族で行く伊勢神宮への初詣や、3日の関西の私の実家訪問も取りやめ。
一方、穏やかなお天気のもと、県内各地でもきれいな初日の出も見ることができ、たくさんの方々から、素晴らしい写真を送っていただきました。難局を乗り越えたその先に、明るい光が差してくると強く感じることができました。そのような日を一日も早く迎えることができるよう、今年も県民の皆様と手を携えて、全集中で頑張っていこうと、元旦にあたり、意を強くしているところです。各位のご指導ご鞭撻を何卒よろしくお願いいたします。
今日公表されました、天皇皇后両陛下のお言葉に大変感銘を受けました。両陛下も国民を思い、胸を痛めておられる中で、私達に希望を与えていただくお言葉をいただきました。
お言葉の中で、特に、
「私たち人類は、これまで幾度も恐ろしい疫病や大きな自然災害に見舞われてきました。しかし、その度に、団結力と忍耐をもって、それらの試練を乗り越えてきたものと思います。今、この難局にあって、人々が将来への確固たる希望を胸に、安心して暮らせる日が必ずや遠くない将来に来ることを信じ、皆が互いに思いやりを持って助け合い、支え合いながら、進んで行くことを心から願っています。」
の部分に感銘を受けました。
「確固たる希望を胸に」
「安心して暮らせる日が必ずや遠くない将来に来ることを信じ」
「思いやりを持って助け合い、支え合いながら、進んでいく」
両陛下は、日々国民に寄り添い、気持ちを寄せてくださっている、そう実感するエピソードがありました。毎年、三重県として、天皇陛下へ「のしあわび」を献上しています。昨年12月下旬に宮内庁の方より、三重県秘書課に対し、「献上いただいた のしあわび は、両陛下にお渡ししました。両陛下は、『知事が県民に向けて、新型コロナ対策について、周知・発信されている姿を拝見しています。大変な時期だと思いますが、くれぐれもお体を大切になさってください』と仰っておりました」との、大変もったいないお言葉を賜りました。このようなお気持ちに、大変光栄に感じるとともに、大変身の引き締まる思いも致しましたので、改めてお言葉をしっかり胸に刻み、今年一年も日々精進してまいります。
皆様にとって、輝かしい一年となりますこと、心から祈念申し上げます。
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