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アコヤガイのへい死を食い止めるための更なる対策を講じます

2020.07.30

三重の宝である真珠養殖貝、アコヤガイのへい死を食い止めるため、更なる対策を講じます。
7月9日から実施したアコヤガイのへい死等を把握するアンケート調査では、真珠養殖業者の皆さんのご協力により、回答率が6月に実施した調査の2倍以上となる85%になりました。
アコヤガイのへい死率については、稚貝のへい死率が41%と前回調査(36%)から大幅な上昇がみられていないことから、現在のところ、稚貝のへい死等は小康状態にあると考えていますが、予断を許さない切迫した状況にあることに変わりはありません。
へい死等が落ち着いている理由としては、6月下旬からの海水温の低下や、餌となるプランクトン量の増加により環境条件が改善したほか、真珠養殖業者の皆さんが取り組んだアコヤガイに対するストレス軽減を図る各種対策が功を奏したためと考えています。
通常のへい死率の範囲内にあった、2年貝(9%)や3年貝(15%)についても、異常なへい死は見られていないものの、切迫した状況にあると考えています。
県では、これ以上へい死等を拡大させないため、「三重県真珠養殖対策会議」において、生産現場で実施可能なストレス緩和対策等の徹底をお願いするとともに、水産研究所において、へい死等の原因究明のための研究を進めています。
具体的には、淡水・塩水処理、飼育密度、振動(引き波)、光刺激などの飼育状況や環境がアコヤガイに与える影響を調査するとともに、感染性確認試験や病理組織検査を行っています。
研究結果については、一部の研究は9月以降も引き続き行うこととしていますが、多くの研究及び検証結果を、8月末にはお示しできるよう進めています。
また、7月22日に発表された気象庁の3か月予報では、「8月〜10月の平均気温は、高い確率50%」と予報されており、昨年同様、今年も暑くなる可能性が高いため、今後、海水温の急上昇が予想されます。
そのため、酸素量を確認しながら、水深10m以上の深い漁場に貝を移動させるなど、過去の観測値から海水温が28℃以上になりにくい5mほどの深さに垂下(すいか)する対策について準備を進めていただくよう、7月22日に発行した「アコヤ養殖環境情報」で情報提供を行いました。また、同対策については、本日、改めてLINEやFAX、水産研究所のホームページを活用し、県内全真珠養殖業者に周知します。
これからが夏本番で海水温も高くなり、貝にとって過酷な環境になってきます。気を緩めることなく、大量へい死の阻止に向けた様々な対策や原因究明のための研究を、今後も引き続き実施していくことで、現場の皆様とともにこの難局を乗り越え、世界に誇る「三重の真珠」を全力で守っていきたいと考えています。
https://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0025100050.htm


三重県知事 鈴木英敬

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