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AIを活用した児童虐待対応支援システムの運用を開始しました!

2020.07.25

7月20日より、人工知能(AI)を活用した児童虐待対応支援システムを、県内すべての児童相談所で運用を開始しました。児童相談所において、AIを活用して虐待対応を開始するのは、全国で初めてとなります。
児童虐待対応支援システムは、相談の記録や情報共有のための機能のほか、入力項目に応じてAIが職員の判断を補助する機能などがあります。児童相談所の職員は、施設内のほか、訪問先などでもタブレット端末を携帯してシステムを使用します。
このシステムについては、令和元年7月から、中勢と南勢志摩の2つの児童相談所において、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)と共同して、実証実験に取り組んできました。
実証実験開始時には、安倍首相にもご視察いただいたところですが、実証実験の期間を通じて、開発者側と現場で利用する職員で意見交換を重ね、システムのバージョンアップに取り組みました。
実証実験において実際にシステムを使用した職員の意見を反映してユーザインタフェースの向上を図り、誰でも簡単に操作できるシステムとしました。
また、ベテラン職員の経験に基づいた所感を自由に記載する欄を設けました。システム上でAIが類似事例を表示し、蓄積されたノウハウ等の情報が容易に参照できるため、経験の浅い職員でもきめ細かな気づきが得られるようになり、虐待対応に関する幅が広がることが期待できます。
そのほか、実証実験では、例えば26時間かかっていた通報から子どもの安全確認が、半分以下の約10時間になるといった効果も確認されました。
児童虐待対応支援システムは、これまで三重県の児童相談所職員が対応を記録したリスクアセスメントシート約6,000件のデータと連携しており、過去の多くの対応記録に基づき、人とAIとのベストミックスによる虐待対応が可能となりました。AIはデータが多いほど、より精度の高い回答を導き出すことができることから、児童相談所の日々の業務の中でシステムを活用し、さらにデータを蓄積して精度を高めていきます。
このシステムの活用で、子どもやご家族へのよりきめ細かな対応のほか、事務所内での迅速な意思決定、関係機関とのスムーズな情報共有による子どもの安全確保や地域での見守りなどが進み、児童虐待の未然防止につなげることが可能になると期待しています。
今後は、市町や関係機関にもシステムの効果を幅広く普及することで、横展開を図り、県内の子どもが安心して暮らせる三重づくりに取り組んでいきたいと考えています。

写真は、上記発表をした際の記者会見のときのもので、フリップと関係なくて申し訳ありませんm(__)m

定例記者会見の写真

三重県知事 鈴木英敬

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