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鈴鹿市立明生小学校を訪問しました

2015.02.10

先日、鈴鹿市立明生小学校を訪問し、授業見学と関係者の皆さんとの意見交換を行ってきました。
三重県は、全国学力・学習状況調査において、3年連続で全国平均を下回るという大変深刻な状況です。全国学力・学習状況調査(以下、全国学力テスト)だけが学力ではないとおっしゃる方もみえますが、私としては今このとき、そのような逃げ口上を言っている場合ではなく、私たち大人がこの現状を真摯に受け止め、改善のために、子どもたちのために必死で取り組まねばなりません。
折しも、法改正があり、来年から、首長の教育における権限と責任が強まります。私も、改めて当事者としてしっかり取り組む決意です。これまでも学力向上を掲げ、一定の取組を行ってきたものの、学校現場への浸透が十分でないなど、成果にしっかりと結びついていないことに忸怩たる思いを持っています。
そもそも、三重県の子ども達が他県の子ども達と比べて、もともとの能力などが劣っているなんてことは絶対にありえません。その子ども達の能力や可能性の大人の引き出し方に課題があるのだと思います。
明生小学校は、算数について、校長のリーダーシップのもと、学校・家庭・地域全体で取り組み、全国学力テストの成績を向上させる成果をあげました。
まず、校長先生のリーダーシップです。校長先生が指導重点項目をしっかり示していること。そして、「自力解決」。ひとりひとりにホワイトボードを持たせ、そこに児童の考え方や答えを記入。それを前に出て、黒板に貼り、自分の考え方を説明する。それを複数人行い、それぞれの考え方を対比しながら議論。このような、自ら考え、自ら説明し、比較しながら他の方法も知り、解決に導くというやり方を導入していました。子ども達にその方法について感想を授業後尋ねたところ、「とてもおもしろい」「前より授業が楽しい」という声でした。ちなみに、この学校全体の95%の児童が「学校が楽しい」と答えています。
授業を実際にしている先生たちが心がけていることの一つとして、「子ども同士の切磋琢磨」をあげてくれていました。過度な競争がどうこうとおっしゃる方もいますが、一定の切磋琢磨が必要であることは明らかです。その先生もおっしゃっていましたが、そこから「子ども同士の支え合い」も生まれているとのことです。
また、家庭学習の必要性から、保護者の協力を得るため、「家庭学習点検表」を児童に持ち帰らせ、家庭でチェックし、学校にフィードバック。それを学年ごとに毎月提出率などを「見える化」し、学校便りなどで保護者と共有。競争をあおるのはよくないという保護者や先生は一人もいないそうです。ある先生は、「学校のことをこまめにしっかり発信することが大事」ともおっしゃっていました。
いずれにしましても、全てを書くことはできないのが残念ですが、
・校長のリーダーシップ(特に小学校)
・現場の先生たちの授業での具体的な実践の積み重ね
・地域やボランティアや家庭など学校以外の方の具体的な応援やコミット
などが当然ですがカギになると改めて感じました。これから、これらの良い取組をしっかり横展開し、三重県の子ども達の学力の改善にしっかりつなげていきたいと思います。
学校訪問

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三重県知事 鈴木英敬

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