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想った事や感じた事、活動などをご報告していきます。(2012年1月スタート!)

欧州出張(メルケル首相の生スピーチ)

2012.01.22

NRW州政府を訪問した際、ホルツェツキー事務次官から、
その日の夜に開かれるデュッセルドルフ商工会議所新年会に参加してはどうかとご招待をいただきました。

ドイツの商工会議所は強制加入で域内全ての企業が加盟しています。
この日は、メルケル首相が25分スピーチをするので、
貴重な機会だからぜひとお誘いをいただき、参加させていただきました。

総勢1400名の盛大な会でしたが、
メルケル首相が来るということでセキュリティチェックが相当厳しく、
私だけの参加となり、写真などをとれず残念でした。
飛行機の都合でメルケル首相のスピーチを聞いて退席したのですが、
25分の予定が40分近く、原稿もみず、自らの言葉で熱弁をふるわれていました。

主なポイントは以下のとおりです。

  • 日本の福島での事故でエネルギー政策を「脱原発」に転換した。今回の事故が他のどこかの国で起こったことなら政策転換をしなかったが、日本という技術も信頼性も優れた国で起こったことであったので私は衝撃を受け、政策転換に踏み切った。(注:「フクシマ」という言葉が何度も出てきました。また、最初のデュッセルドルフ商工会議所会頭の挨拶でもありましたが、産業界は脱原発や急激な再生可能エネルギーへの転換にはコストが大きくかかり、リスクも高いので多くが反対しているとのこと。また、COP17も成功せず、京都議定書も日本が一時離脱するなどしている中でなぜドイツだけ頑張るのかと産業界からは批判されているそうです。これは日本から見える姿と全然違うので、やはり現地に行ってみないとわからないことがたくさんあると実感しました)

 

  • ドイツの経済政策は成功している(注:確かに欧州の中ではドイツが一人勝ちです)。今後の経済発展は、財政支出を拡大して行っていくのではなく、構造改革や仕組みをつくることで行っていくべき。具体的分野としては、再生可能エネルギーやITなど。

 

  • 欧州危機は、「より拡大されたヨーロッパ」で乗り切っていくべき、ギリシャが抜けたり、どこが抜けたりという「より縮小したヨーロッパ」ではなく。そのためにヨーロッパとして全力を尽くす。
などでした。    
       
ドイツ語だったので全然わからなかったものの、
一国のリーダーの熱いスピーチを年頭から聞く機会をいただけたことは、
大変刺激にもなりましたし、有意義でした。
また、始まる前に、デュッセルドルフ商工会議所に加盟する日本企業の関係者の方々にも
ご挨拶できたので、とてもよかったです。

欧州出張シリーズが続きましたが、
次回まとめにて最終としたいと思います。

三重県知事 鈴木英敬

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