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想った事や感じた事、活動などをご報告していきます。(2012年1月スタート!)

福島訪問Aです

2017.10.08

今回は福島第一原発をはじめとした関連施設の視察に関する内容です。放射線量の低下などの一定の成果は出ていますが、そもそも廃炉が完了するのが30〜40年かかりますし、その過程や廃炉後のことで決まっていないことなどもたくさんあります。この日も、私達自身が、福島の「今」を、今後をもっと知り、もっと伝える必要があると改めて感じました。
 
福島第一原発は、地面をアスファルト等で舗装するフェーシング作業により、構内のほとんどの範囲で全面マスクの着用が不要に。現在、まず1〜4号機の使用済燃料を取り除く作業が中心となっており、写真は、爆発のあった3号機で関連設備を据え付けている様子と、使用済燃料の移送作業が完了したこともあり壁面等が整備された4号機です。構内は、汚染水を処理したタンクが多く並んでおり、これらの処理も今後の課題です。構内には現在平日1日あたり約5600名の方が作業にあたっておられます。作業は進みつつあるものの、燃料デブリの取り出し方法をこれから確定していかねばならないなど、そもそも廃炉に30〜40年かかることもあり、まだまだ課題山積であり、更に国を挙げた対策が必要です。
 
楢葉遠隔技術開発センターでは、廃炉作業にかかわる方々が着実にスキルを身に着けることができるよう、VR技術を使って建屋内を再現し、トレーニングするためのシミュレーション設備を体験しました。また、人が入っては危険性が高い作業をロボットで行うための様々な研究が行われていました。写真は、建屋内の階段を再現し、それを上って、中の様子を調査するためのロボットです。このロボット技術について、高専生を対象とした廃炉創造ロボコンが行われており、今年12月の第2回大会では、三重県の鈴鹿高専のメンバーも出場予定とのことでした。
 
福島県環境創造センターでは、福島県の経験を踏まえ、放射線のことなどを学ぶ教育・研修施設や様々な交流施設が入っています。約1年間で約11万人の来館があり、特に、県内小学校5年生全員が見学に来ているとのことで、体験型の展示でとてもわかりやすい説明になっていました。避難者へのいじめなどがあった横浜市教育委員会などでは教員研修で来られているとのことでした。ぜひ多くの教育関係者の方々に視察などに行っていただきたいと思いました。
 
7日夜、東日本大震災において世界で最も支援をしてくださった台湾政府の要人の方々が三重県に来ていただいていたので、会食の際に、福島県の桃と梨を食べていただきました。とってもおいしいと喜んでいただきました。そのときに福島の今の話をさせていただきました。今後も、三重県知事としてはもちろんのこと、全国知事会における、東日本支援本部副本部長として、危機管理・防災特別委員長として、福島に寄り添い、支援し、交流・連携し、福島の「今」を伝える。微力ですが、しっかり取り組んでいきます。

    


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