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想った事や感じた事、活動などをご報告していきます。(2012年1月スタート!)

三重県総合博物館「戦後70周年記念事業 みんなの近くにも戦争のキズあとがある」を見てきました

2015.06.22

三重県総合博物館(MieMu)で開催されているトピック展示「戦後70周年記念事業 みんなの近くにも戦争のキズあとがある」を見てきました。6月6日からスタートし、28日(日)まで開催しています。昨日も鈴鹿市内の小学校から見学に来ていただいていました。ぜひ多くの方々に見ていただきたいと思います。

三重県における戦争被害の状況、戦中や戦後の市民生活、戦中や戦後の三重県における公文書、戦争体験者や遺族の方のインタビュー映像、戦中に起こったM7.9で1000人近くの死者が出た昭和19年12月の昭和東南海地震の被害状況など、博物館が所蔵していたものを含め、多くの皆さんのご協力で貴重な資料が多数展示されています。

三重県内でも6500人以上の方が亡くなりました。その痛ましさを改めて痛感しました。特に、昭和20年7月28日のB29による爆撃で、津市などで大きな被害を受けたわけですが、その際の本物の焼夷弾や、被害の状況が克明に示された写真などは強い印象を受けました。

また、特に印象を受けたのは、戦時中の子ども達の玩具の「ヨイコ ヌリエ」という、ぬり絵の本の実物があるのですが、そのぬり絵をする絵は、爆撃機や戦車が出ていて、子ども達の遊びにまで、戦争が影を落としていた状況に、心を痛めました。

公文書の中では、終戦のご報告のため、昭和20年11月に昭和天皇が三重県に行幸され、戦争被害の状況をご視察された後、翌日に伊勢神宮を参拝された様子を、当時の三重県知事が議会に報告するものがありました。それを見た私は、今知事という職に就かせていただいており、改めて身の引き締まる思いになるとともに、その当時自分が知事だったらどのような対応をしているだろうかと想像するなど、深く考えさせられるリアリティのある公文書でした。

貴重な資料が多数ありましたので、今回に限らず、今後も一人でも多くの県民の皆様が展示を観覧していただけるよう検討を指示したところです。ぜひ戦後70周年のこの年、日本の平和のために力を尽くした先人たちやご遺族に思いをはせつつ、今一度私達や次世代の平和を考える契機にしていただければ幸いです。


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