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想った事や感じた事、活動などをご報告していきます。(2012年1月スタート!)

総合防災訓練

2013.09.01

今日は防災の日でしたので、三重県・熊野市・御浜町・紀宝町の主催で総合防災訓練を実施しました。たくさんの方々にご協力いただき感謝申し上げます。

南海トラフを震源とする巨大地震と津波が発生し、紀南地域への陸路が寸断され孤立してしまったという想定です。

今回の訓練のポイントは3つ。
1つ目は、住民参加による避難訓練及び避難所運営訓練。
2つ目は、大きな病院だけではなく、地元医師会や住民も参加しての医療救護訓練。
3つ目は、海上からの救助訓練。
そして、訓練の模様は、初の試みですが、三重テレビで生放送していただき、県民のみなさんに見ていただくよう工夫しました。

特に、2つ目は、大きな病院での、患者の方の様態を特定し優先順位をつけるトリアージのみならず、医師が不足することが想定されるので、地域の救護所で、地元医師会や看護師の方々、住民の方々によるトリアージを実施していただきました。実際にやってみた住民の方は、「今は訓練であるが、本番になると、けがをされている方やそのご家族も興奮状態にあるかもしれないので、実際にできるか不安があるが、そういう課題があることが見えたことは収穫」とおっしゃっていただきました。

災害医療については、昨日も、国主催の広域医療搬送訓練を、8都府県も参加していただいて、三重県で実施していただきました。これも南海トラフを震源とし、三重県・和歌山県・愛知県が被害を受け、この地域だけでは医療を実施できないので、東京や石川県などに搬送する訓練です。また、この時には、尾鷲沖に、医療対応施設を持つ海上自衛隊輸送艦「しもきた」を配備し、ヘリで「しもきた」に負傷者を運び、海上の艦内でDMATなどと協力して医療行為を実施する訓練です。

今日の話に戻りますが、3つ目の海上からの救助訓練です。この地域は、一昨年の紀伊半島大水害の時もそうでしたが、国道42号線が通行止めになると孤立してしまいます。強い危機感を持っていましたので、今回、海上自衛隊にお願いをし、先ほどの輸送艦「しもきた」に配備しているLCAC(写真:1枚目の沖にあるのが「しもきた」。防災服の後ろ姿は僕。)を使っての部隊等を陸揚する訓練を行いました。ある自衛隊の方からは、「この訓練を実施する三重県の本気を感じる」とおっしゃっていただきました。

皆様のご協力により、基本的には円滑に進みましたが、それぞれに課題もたくさん見つかりました。訓練でできないことは本番では絶対にできません。これからも訓練を積み重ねていき、備えをしていきたいと思います。県民のみなさんには、自らの命を守るための備えを、日常的に、「防災の日常化」として、家具固定化、耐震工事、食糧等の備蓄、避難路の確認などを行っていただきたいと思います。

 
LCACとしもきた

LCAC


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