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想った事や感じた事、活動などをご報告していきます。(2012年1月スタート!)

子ども防災サミットinみえ

2012.08.23

今日、志摩市で、「子ども防災サミットinみえ」を開催しました。

宮城県から、石巻市、東松島市の中学生を招き、
彼らの東日本大震災の経験から伝えたいことを、
県内から、鈴鹿、尾鷲、紀宝町、鳥羽の中学生が、
現在取り組んでいる防災学習や台風12号について、
それぞれ話し合い、400名近くの会場の方々にプレゼンをしました。

子どもたちの言葉には、とっても「力」がありました。
心にしみわたる言葉でした。

「当たり前」の幸せ、命の大切さ。
学校に通えること、友達と会えること、家族と食卓を囲んで食事ができること。
普段の何気ないことが、本当に大切なんだと思える幸せ。

彼らは言いました。
自分たちは、便利な社会を望んでいるのではない。
便利でなくても、心豊かで、持続可能な明日を。

子どもたちからたくさんのことを学びます。
本当に開催して良かったと思います。
来年は宮城県でやりたいと思います。

被災地から来てくれた中学生には、
夏休みの思い出に三重県を思う存分楽しんでほしいと思います。

以下は、今回両県の子どもたちがまとめた防災宣言です。

<防災宣言>

あの日の出来事は、忘れることのできない体験でした。
 
あの日を忘れない。
もっと、家族での会話を増やしてください。
日常生活からしておかないと、いざというときに、動けなくなります。
そして、地域の人との交流も深めてください。
震災が起きたときに、わずかな食べ物を分けあえるように、助けあえるように、人と人とのつながりを大切にしてください。
 
私は忘れない。
「いつも通りの毎日を過ごす」ということは、本当に失われてからはじめて気付く、何にも変えることのできない素晴らしいことです。
だから皆さん。
皆さんは、失われた後で、後悔をしないように、一日、一日を大切に、全力で生きてください。
 
私は忘れない
あの日、日本中から差し伸べられた暖かい手を。
世界中から寄せられた、熱い支援の心を。
 
私は忘れない。
命の大切さを。
お金では買えない大切な命が、今もここにあるからこそ、何かを考えたり、あの日のことを後悔したりすることができるのだと思います。
やりたいこと、言いたいことがどんなにあっても、命がなければ始まりません。
みなさん、どんなことがあっても、命だけは守ってください。
そうすれば、どんなことにも挑戦することができます。
 
震災は、まだ終わっていません。
私たちが一生向き合っていかなければならない問題です。
ですから、私たちの世代の力で、何年かかっても、必ずふるさとを取り戻してみせます。
また、復興だけでなく、記憶を風化させないために、次世代に語り継いでいきます。
実際に震災を体験しないと分らないこともありますが、被災地と全国で一生懸命感じ取ろう、一生懸命伝えようとすれば、何か伝わるはずです。
そうして一緒に取り組むことで、防災意識が高まるはずです。
今日の発表で、私たちの想い、伝えたかったことは、すべてつめ込んだつもりです。
三重県のみなさんにも、私たちのような悲しい思いはしてほしくないのです。
私たちの経験を無駄にしないためにも、災害に備えてください。
 
 
宮城県の皆さん。
皆さんは、私たちに本当に大切なものが何であるかを、思い出させてくれました。
皆さんのお話を聞き、命の重みを改めて考えさせられました。
また、今まで何も考えずに過ごしてきた日々が、本当にすばらしいものであったのだと知ることができました。
 
「命を第一に考える判断がなかったから、多くの人々が亡くなった。だから、みんなには、どんな時も命を一番に考えて行動してほしい。」
そんなお話を聞き、私たちは、これから起こると予想されている南海・東南海地震の対策についても、家族はもちろん、学校や地域の皆さんと話し合いを深め、いざという時、助け合えるように準備していきたいと思いました。
 
短い時間でしたが、皆さんは私たちにいろいろなことを教えてくれました。
今度は私たちが皆さんの力になる番です。
皆さんは震災の被害を受けて、様々なものを失われたと思います。
その中には二度と取り戻せないものもあるでしょう。
私たちは、皆さんが失ったもの全てを補うことはできませんが、
何か一つでも得られるものがあるように、これからも、ずっと皆さんのことを思い、支え続けていきたいと思います。
 
皆さん、本当にありがとうございました。
大変なこともあると思いますが、皆さんには皆さんにしかできないことがあります。そして、私たちには私たちにしかできないことがあります。一人ひとりの力は小さくても、みんなで一つにつながれば、きっと大きな力になるはずです。
 
そして、会場のみなさん。
今、この瞬間に、地震が起きても不思議ではありません。
だからこそ、今すぐ、私たちと一緒に、 未来を担う私たちと一緒に、
命の大切さ、防災の大切さを訴えるネットワークを、
全国に広げていきましょう。
 
 
平成24年 8月22日   
子ども防災サミットinみえ
宮城県代表・三重県代表 生徒一同

〔子ども防災サミットinみえ〕の写真


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