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想った事や感じた事、活動などをご報告していきます。(2012年1月スタート!)

いじめ問題に関する緊急アピール

2012.07.21

大津市の中学校において、いじめにより生徒が自ら命を絶つという痛ましい事件が発生し、大きな問題となっています。大変残念に思いますし、お亡くなりになられた生徒の方のご冥福を心からお祈りいたします。

本県においても、いじめ問題への対応は、緊急の課題であるととらえており、7月17日に出された「文部科学大臣談話」を受け、7月18日には、各県立学校及び市町等教育委員会に「いじめ問題への取組の徹底について」の通知を出し、いじめ問題に関してこれまで以上に適切な対応を徹底するよう依頼したところです。

いじめの基本的な対応としては、早期発見・早期対応することが一番重要です。そのためには、学校がもっと地域に開かれて、地域の人たちがもっと学校に関与していくことで、学校、家庭、地域が一体となって、子どもたちを見守り、いじめの兆候を早期に発見し、速やかに対応することが大切であると考えます。

そこで、いじめ問題について、広く県民に訴え、大人一人ひとりが当事者意識をもって行動をしていただくため、辛いことを抱えている子どもたちのため、昨日、「かけがえのない命!いじめを絶対許さない緊急アピール」を行いました。

併せて、8月上旬までに市町等教育委員会とともに実態把握を、8月中に文科省の発表を踏まえた児童生徒に対するアンケート調査を実施します。

いじめを根絶するのは、とても難しい。最初は悪ふざけからはじまって、いじめている方もいじめているという認識でない場合もあります。そのため、とにかく早期に発見し、早期にその芽をつむことが大切です。

子どもを守り抜く。大人一人ひとりの覚悟と行動をお願いします。夏休み、ご協力お願いします。

<以下、アピール文>
かけがえのない命!いじめを絶対に許さない緊急アピール
平成24年7月20日           
三重県知事  鈴 木 英 敬   三重県教育委員会委員長  丹 保 健 一
 
児童生徒が自らの尊い命を絶つという痛ましい事案が発生しており、この事態を深刻に受け止めているところであります。
 
いじめは、決して許されないものです。どの子どもにも、どの学校でも起こり得るものです。いま、子どもたちのため、学校はもとより、地域の大人一人ひとりが、改めてこの問題の重大性を認識してください。そして、いじめの兆候をいち早く把握し、迅速に対応してください。
 
子どもたちに関わる、私たち一人ひとりが、「いじめは絶対に許さない」「いじめられている子どもたちを徹底して守り通す」という覚悟のもと、相互に連携を深めて、それぞれの役割や責任を果たしていくことが必要です。
 
先生方へ
  いじめは、どの学級にも、どの児童生徒にも起こりうるものです。子どもたちが発するどんな小さなサインも見逃さないでください。サインを見つけたら、その情報を学校で共有してください。日ごろから丁寧に児童生徒理解に努めてください。いじめの未然防止、早期発見・早期対応に努めてください。ただし、一人で抱え込むことがないようにしてください。いじめられている児童生徒を守り通すということを言葉と態度で示し、毅然と対応してください。
 関係機関との連携を図り、地域ぐるみで子どもたちを守る取組に最善の努力を傾けてください。私たちは、みなさんを積極的に支えていきます。

保護者の方へ
 わが子の姿をよく見つめ、いじめのシグナルを発していないか、細心の注意を払ってください。子どもに寄り添い、子どもの声を聴き、困ったときにいつでも相談できるような親子関係を築くことが大切です。
 一人ひとりの子どもたちが、どれほどかけがえのないものであるかを伝えてください。「いじめは絶対に許されない」ということを、家庭の中でも十分に話し合ってください。

地域のみなさんへ
 ぜひ、多くの目で子どもたちを見守ってください。心配な子どもがいたら、声をかけてください。地域行事への参加やあいさつなど、子どもたちとのふれあいを大切にしてください。地域全体で子どもたちを守っていくという関係を築いてください。

子どもたちのために、自分に何ができるのか、何をしなければいけないのかを今一度見つめ直し、それぞれの立場で積極的に行動に移しましょう。
 
子どもたちへのメッセージ
 いじめは絶対に許されないこと。そして、いじめをはやしたてたり、傍観したりしていることも、決して許されないこと。軽い遊びやふざけだと思っているかもしれないが、あなたの言葉や態度が、人の心を傷つけ、苦しめているということに気づいてほしい。
  みなさんは、どんなことがあっても、自らの命を絶つことはあってはなりません。困ったときは、決して自分の胸の中にとどめて悩むことなく、保護者の方や先生、友だちなどに相談する勇気を持とう。必ず誰かが相談にのってくれるということを忘れないでほしい。
  私たち大人一人ひとりが、みなさんを守り抜きます。
 
 


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