三重県知事 鈴木英敬ブログ「すごいやんか!三重」RSS配信サービスを利用する

想った事や感じた事、活動などをご報告していきます。(2012年1月スタート!)

南海トラフの巨大地震に関する検討会

2012.04.04

3月31日、内閣府の有識者検討会が、南海トラフの巨大地震対策を検討する際に想定すべき地震・津波に関し、震度分布や津波高の推計結果を公表しました。東日本大震災の教訓を踏まえ、あらゆる可能性を考慮した最大クラスの地震・津波を検討するために、いくつかの発生パターンを想定し、その結果の最大値が示されたものとなっています。

 非常に大きな数字で驚きもありましたが、昨日中川防災担当大臣をたずね、意見交換とお願いをしてまいりました。

 まず、正確かつ詳細な情報をほしいと申し上げ、市町にも混乱があるので担当者の説明会開催を要望しました。

 また、私が就任以来、ずっと申し上げてきたことですが、東海地震に対応するための法律と、東南海・南海地震に対応する法律が、バラバラに存在していて財政措置の手厚さも違う状況ですので、それを一本化、あるいは南海トラフの巨大地震対応の特別措置法の制定をお願いしたいと申し上げました。この点については、南海トラフ沿岸にある9県知事と連携して提言活動を行っていますし、4月2日・3日の新聞の社説では4社が、この点について法律の一本化について書かれてあり、更に機運を盛り上げていかねばと考えております。

 今後公表結果を踏まえた地震・津波対策を策定するにあたっては、地方とよく協議してほしいとも申し上げました・

 三重県としては、東日本大震災の発生を受けて、国の動きを待っている場合ではないとの認識から、県独自の最大クラス(M9相当)の津波を想定した津波浸水予測を行い、全国に先駆けて、地震から命を守るために、津波避難や耐震化など緊急かつ集中的に取り組むべき行動を示した緊急地震対策行動計画を策定し、県内全域で取組を進めております。今回公表された内容によって、緊急かつ集中的に対応しなければならない対策をまとめた緊急地震対策行動計画で定めた目標の部分は特に変更することなく、目標達成に向けて市町と連携をとって、着実に取組を進めていきたいと考えております。一方、今後、国が、今回の公表結果を更に精査し、今年の夏にも被害想定や対策の骨子をとりまとめるそうですので、それらを踏まえて、県の地域防災計画や新地震対策行動計画をまとめたいと考えております。

 いずれにしましても、内閣府は今回の数字を「800年に1度の地震」と言っていましたが、数字が一人歩きして無用な混乱が起こってはなりませんので、県民の皆様にも、冷静に受け止めていただきつつ、一方、このようなことも起こりうる、ということも意識していただければ幸いです。引き続き、県民の皆様の不安感の払拭、安心安全のため、しっかり取り組んでまいります。


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