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想った事や感じた事、活動などをご報告していきます。(2012年1月スタート!)

障がい者雇用に取り組む特例子会社にお邪魔しました

2012.03.29

今日は、障がい者雇用のモデル例視察ということで、愛知県のある特例子会社にお邪魔しました。
 
特例子会社とは、障がい者雇用を目的にした会社で厚生労働大臣の認可を受けたもの。認可をうければ、雇用した障がい者数は、親会社の雇用率に算入することができるというものです。
 
その会社は、全従業員70名のうち、障がい者が50名、うち身体障がい者18名、知的障がい者30名、精神障がい者2名です。障がい者雇用が進まない中、軽度の身体障がいの方は比較的働く場があるケースがあるのですが、知的障がいや精神障がいの方々の雇用が進んでいない中、この会社は、積極的に知的障がい者の方を雇用しているということでお邪魔しました。
 
業種は、印刷、園芸、ノベルティ商品の販売・箱詰・包装、WEBショップです。印刷に携わる方は全て聴覚障がいの方であり、トラブルが機械に発生してもわかりやすいようにランプをとりつけたり、災害の非常口を示す掲示板の横にはフラッシュライトを設置し、館内放送などが流れて聞こえなくても、目で見て避難できるようにしてあったりなどの配慮が随所になされています。
 
三重県は、障がい者雇用率が全国的に見ても低位にあることから、24年度予算では、この特例子会社を支援する予算も組みました。人材育成、赤字が出ても親会社が理解すること、日々のケア、抵抗感の払しょくなど様々な課題も聞かれましたが、本当に生き生きと皆さんが働いている姿を見て、なんとか県内でも普及させていきたいと改めて感じました。
 
また、施設内の案内を、知的障がいの方にやってもらったのですが、大変分かりやすい説明で、大変感動しました。お聞きしたら、1ヶ月間にわたり、仕事の合間を縫って、朝7時からと昼休み時を活用して徹底的に練習をし、台本を覚えたそうです。
 
その姿を見て、純粋に一つの仕事に懸命になる姿に感動しましたし、私たちが日々忘れてしまいそうな大切なことを思い出させてくれたような気がしました。また、「ずっと働きたいですか」と尋ねたら、19歳の女性が「定年まで絶対働きたい」と笑顔で答えてくれたのが印象的でした。
 
純粋な思いや志に触れた時、人の心に訪れるこの爽快感や希望。
改めてその素晴らしさを教えてもらう機会となりました。本当にありがとうございました。
知事として、三重県の障がい者の方々の思いを遂げることができる、
そんな働く場づくりのため、一生懸命頑張りたいと思います。


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