三重県知事 鈴木英敬ブログ「すごいやんか!三重」
想った事や感じた事、活動などをご報告していきます。(2012年1月スタート!)
答志島を舞台にしたドラマ
2012.05.19
NHK津放送局が、
BSプレミアムドラマ「ヤアになる日〜鳥羽・答志島パラダイス〜」を制作し、
今年9月30日(日)午後10時〜午後11時にBSチャンネルで放送することを先日発表していただきました!
「ヤア」というのは、答志島の言葉で「嫁」という意味です。
鳥羽市無形民俗文化財に指定されている日本で唯一残る
「寝屋子制度」(戸籍上の兄弟ではない者同士が、終生、兄弟以上の付き合いをする制度)や、
隣近所との付き合いなど、特有の風習を題材に、
答志島が古くからの文化や慣習を今でも大切にしている島として紹介される予定。
収録は、初夏にオールロケで鳥羽市ほかで行われるそうです。
また、三重県在住者を対象に、一般公募による出演者オーディションが開催されるそうです。
出演者は、主演に倉科カナさん、そして近藤正臣も出演されるそうです。
これまでも映画では、
三重の観光大使もやっていただいている瀬木監督が
菰野や四日市を題材にした「グッドラック」や
現在撮影中の三重県南部を舞台にした「R42」、
若松監督、高良健吾さんや寺島しのぶさんが出演の
尾鷲の須賀利で撮影した「千年の愉楽」、
NHK大河ドラマ「平清盛」のオープニングのタイトルバックで七里御浜など、
数々の映画やドラマが撮影されており、とてもうれしく思います。
また、まだ公表されていない案件ですごいのもあります。乞うご期待。
という具合に、たくさんの方々のおかげで、
こういう三重県の発信につながるのはとてもうれしいことです。
過去には、
ゴジラの最初のシーンは鳥羽市石鏡で撮影されましたし、
神島を舞台に、吉永小百合さん、山口百恵さんなどがヒロインとなり一世を風靡し5回にわたり映画化された「潮騒」、
などなどたくさんありました。
中国や韓国や台湾などでも、日本の映画やテレビドラマの発信力が、
認知度向上に有効なことは証明されているので、
ぜひこれからも営業活動を進めていきたいと思います!
紫舟さんの個展
2012.05.12
今日は、大阪で公務帰りを利用して、
以前から親交のある書道家紫舟さんの個展にお邪魔しました。
大阪の三越伊勢丹の1周年記念です。
紫舟さんは、皆さんご存じのとおり、
NHK 大河ドラマ「龍馬伝」題字、
外務省「APEC Japan2010」や経済産業省「Cool JAPAN」の文字などを書かれています。
今回も未来への可能性を一人ひとりが感じれる、
勇気をもらえる個展でした。
紫舟さんが以前書いた以下の坂本龍馬の言葉が、
改めてぐっと心にきました。
僕が2世でもなく、地盤も看板もなく、
しかし政治の世界へと思った時のことを改めて思い、ぐっときました。
今日はこれをご紹介して終わりにします。
「人は身分によってではなく、
人格によって評価され
身分によってではなく
それぞれの能力や努力によって
やりたい仕事に就け
人は決して
故なき束縛、差別を受けず
理不尽に遭わず
抱いた志、夢が
権力によって踏みにじられ 葬られることが
決してない
世をつくる」
熊野古道へお越しください
2012.05.05
5月3日、熊野古道伊勢路の馬越峠を歩いてきました。
三重県庁に国から出向しているメンバーとそのご家族で、
もっともっと三重を知ろうと企画されたものです。
前日の大雨があったので、少し足場が悪かったですが、語り部友の会の川口さんのおかげで、無事に、そして楽しく歩くことができました。

熊野古道伊勢路は、伊勢神宮にお参りをした人々が熊野の神様を目指して歩いた参詣道です。
西国三十三所順礼が一番札所の那智山青岸渡寺(なちさんせいがんとじ)を目指して歩き続けた巡礼道です。
平安時代の後白河上皇は実に34回にわたり、熊野に巡礼されました。
馬越峠はもちろん世界遺産登録されていまして、特徴は美しい石畳。
2km以上も続きます。先日は台湾の映画撮影にも使われたそうです。
また、両側に尾鷲ヒノキの美しい林があり、峠では尾鷲市が一望できる眺望のすばらしさ、などなどたくさんの見どころがあります。
一方で、石畳が痛んできたり、別の峠などでは、大雨があったときなどは、橋が流されたりしてしまい、それらを地元のボランティアの方々が修復等をしていただいています。
平成26年は、熊野古道世界遺産登録10周年です。
こういう機会に、どうやってこの世界遺産を保全していくかという仕組みも整えつつ、積極的なPRを地域のみなさんと一緒にやっていきたいと思います。
昨年の台風12号で熊野古道が歩けないと思われている方もいらっしゃるようですが、十分安全に快適に歩けますので、ぜひお越しください!
平成25年の伊勢神宮式年遷宮とともに、
県内外からの多くのお客様のお越しをお待ちしております。
就任1年を振り返ってB
2012.05.05
みなさん、GWをいかがお過ごしでしょうか?
私は、昨日と今日はお休みをいただいて、ゆっくり過ごしています。
さて、就任1年を振り返っての三回目(ラスト)です。
これまでは取り組めたことなどを中心に書いてきましたが、
今回は1年で感じた課題を書かせていただきます。
1年間、組織と人事は一切触りませんでした。
三重県庁の組織特性や人材を見極めなければならないと思っていましたし、
公務員をやっていた経験から、公務員にとって組織や人事がいかに重要なものか、それが士気に直結するか理解していましたので1年間は触りませんでした。
そして、大幅な組織改正と人事異動を行いました。
特に、人事は、通常知事が見る範囲を超えて、かなり細部にわたって意見を通しました。まだ新しい組織と人事になって1カ月ですが、職員のみんなの雰囲気が確実に変わったなあと感じています。もちろん良い方向に。ぜひこれからも益々県民の皆様のためにモチベーションを高めてもらいたいですし、そのために私もしっかり努力をしていきたいと思います。
今後のことを考えて、やはり直面する重要な課題は、たくさんあるのですが、そのすべてを解決するためにも必要なのが、県庁改革と財政再建です。
県庁改革は、
縦割り
「やりました」思考(県民にとっての成果にこだわりを持つのではなく、事業をやったということ、つまり手段が目的化している状態)
現場からの乖離
スピード感
何もやらないことによるリスク
リスク察知の感度
など、行政特有の組織が抱えるカルチャーを変えていかねばなりません。
また、私が常々思っているのは、やはり人材育成、人づくりです。三重県では、これまでいろんな行政改革に取り組んでこられましたが、人づくりという部分では、少し時代の変化も踏まえたものが行われていないのではないかと感じています。
どんな知事がこようとも、職員自らが、県民のために、変化を起こし続け、三重県を発展させていく、そんな志と能力をもった人材を一人でも多く育てなければと強く感じています。もちろん、知事のリーダーシップは大切ですし、選挙で選ばれているので県民の負託という観点からは知事の指揮に従うのはもちろんなのですが、そのときの政治状況などに左右されて、どういう知事がくるかわかりません。したがって、県民のために知事がいい方向の改革を行おうとするなら、職員自身が改革魂をもっていれば、その改革は加速するだろうし、万が一改悪をする知事が来ても、職員自身が県民のための改革魂を持っていれば悪い方向に進むのをとめることができるだろうし。
そのため、今年度かけて、「三重県職員人づくり基本方針」を策定するとともに、中堅・若手を中心に、「政策創造員」を任命し、月1回私が「塾」を開くことにしました。そうそうたる外部講師にもお手伝いいただく予定ですので、それらと通じて、職員が視野を広げ、志を高めてほしいと思います。
三重県庁職員は、優秀な素材や可能性を持っています。それを県民の皆様のために花開かせる仕組みをつくるのが大きな課題と感じています。
極めて根本的なところですが、企業の経営資源も、「ヒト・モノ・カネ・情報」です。これらが組み合わさって、はじめて力を発揮します。
県庁も同じ。モノは政策、カネは予算、ヒトは職員です。
職員とともに、これからも頑張っていきます。
これからも県民の皆様からのご指導宜しくお願い申し上げます。
就任1年を振り返ってA
2012.04.29
GWみなさん、いかがお過ごしでしょうか。
さて、2回目の1周年を振り返ってです。
知事の仕事の大きな一つは、トップセールスを含む、「働きかけ」です。
〇道路整備について
長年にわたる関係者の皆様のご尽力もあり、この1年の間に懸案となっていた大型案件に一定の道筋をつけることができました。道路に関しては、1年間に十数回にわたり、最も国に要望した案件でした。具体的には、「新たな命の道」としての紀勢自動車道について、尾鷲北IC〜尾鷲南ICの事業化、大泊IC〜新宮ICの計画段階評価への着手。これは現在紀伊半島大水害からの復興過程であることから、本当に朗報でしたし、3連動地震に対する不安も大きい地域ですから、本当に安堵しました。これにより三重県内で、南から北まで高速道路が全て通るということで、三重県の人の往来、歴史が変わるそういう出来事だと思います。併せて、亀山西ジャンクションのフルジャンクション化、鈴鹿のスマートIC、国道167号線磯部バイパスなども実現することができました。
〇医療
三重県の医師不足、地域偏在の解消につなげるため、医師のあっせん、キャリアアップ支援などを行い、課題解決を図ろうとする「地域医療支援センター」設立にあたって国からの支援の内示をいただきました。医療の分野は特効薬となる施策がないだけに、いろんな事業を束ねて、総力戦で対応していかねばならない中、地域医療支援センターはその核となる施設ですので、安堵しています。
〇企業誘致
経済産業省が発表している立地動向調査では、テストコースや物流施設が入らないなどの狭い範囲のものしかとりあげていませんが、平成23年は、県が立地協定を締結したものを含めて、45件の企業誘致を実現できました。同じ数え方をすると、19年36件、20年33件、21年35件、22年36件となります。大型案件としても、クラボウ、ファナック、マグ・イゾベール、T&Tエナテクノなどがあります。
〇第22回世界少年野球大会誘致
昨年9月の紀伊半島大水害からの復興を、特に子どもたちの笑顔をと思い、以前お会いしたことのある世界の王貞治にお力をお借りし、王貞治さんが理事長の世界少年野球推進財団に働きかけ、今年7月に、三重・和歌山・奈良大会として、世界15の国・地域から少年少女を招いて、大会を開催することができました。
〇東京ミッドタウンレストランフェアの実施
東京のど真ん中であるミッドタウンで、13のレストランにご協力をいただき、レストランフェアを開催しました。三井不動産様のご尽力により、相当なイベントスペースなどもお借りすることができ、すべての物販など合わせると売上は数千万円となりました。オープニングセレモニーで歌手の西野カナさんに来ていただき、たくさんのメディアで紹介されました。
〇海外訪問
昨年8月に友好提携25周年を記念して中国・河南省(人口は中国最大の約一億人)、今年1月には中小企業の海外展開支援のためにドイツ・フランス・スイスを訪問。河南省では三重県で初めて海外地方政府と観光協定を締結。そこには、河南省首都の鄭州空港からセントレア空港を念頭においた直行便の就航を盛り込みました。今は、関空などから大連に行って、飛行機を乗り換え、待ち時間も長く、鄭州空港に行くというとても不便な状況でした。そして、鄭州〜セントレア路線は現在も協議中ですが、ひと足早く、上海経由で鄭州から関空まで同じ機体で待ち時間もほとんどなしで毎日1往復の便が、早ければ今年6月から就航する見込みです。欧州でも、欧州最大の研究機関フラウンフォーファー研究機構と三重県、三重大学と協定を締結し、三重県の中小企業のビジネスチャンス拡大のための取り組みなどをしてまいりました。知事の国内外の視察等の在り方も変わっています。私は特に必ず成果を、短期的でなくても、中期的にでも三重県のためになる成果を必ず得ることができるように事前に調整しています。少し成果に関する発信や事前情報の提供などが足りない面もあるので、そこは反省点です。しかし、この夏も現在準備中の海外訪問がありますので、その点も成果を生むものとしていきたいと思います。
その他、産廃特措法の延長の実現などいろいろありましたが、近年いわゆる「トップセールス」の重要性が増していると思います。しかし、トップセールスとはいえ、結局一人でやるものではなく、職員はもとより、関係企業や団体の方々も含めて、事前事後も含めて、チームでやっていくものですので、みなさんと一致団結して、これからも頑張っていきたいと思います。
ここまでは取り組んできたことを中心に述べてきましたが、
次回は、まだまだ残っている課題などを率直に書きたいと思います。
ではみなさん、よいGWを!!